エジプト旅行特別編②

2010.11.26  ファラオニックマラソン当日 AM2：30

モーニングコールが鳴る。

それで起床。

さすが、高級ホテル

めちゃめちゃイイ寝心地のベッドでした。

さて、

朝食は、なんとも素敵なビュッフェスタイル

セレブなひと時を感じることが出来る

眼にも舌にも大満足なものでした。

ただ、これらを15分で食べないといけないこのジレンマ

ゆっくり食後のコーヒーでも飲んで

ゆっくり朝日を浴びて

「いや～、外国って暑いけど、カラッとしてるね」

なんて、言いたいところ。

しかし、

とりあえず、食べれるだけ食べて、

大急ぎで出すもの出して

あわただしく私たちと行動を共にするワゴン車へ飛び乗った。

移動時間は約2時間。カイロ郊外へ

6：00  スタート地点到着

「寒いなぁ～～～～」

でも、走ると全然寒くなくなるのだとか。

ウォーミングアップもほどほどに

「スタート位置についてね」のアナウンス。

みんな、速そう・・・

でも、他人より、まずは目先の10キロ。

そこを、いかに楽にこなし、2順目の10キロを走りぬくか・・・

そうそう、このマラソン大会は合計100キロを走る。

1人で走ってもいいし、最大5人でリレーしてもいい。
朝の6時から夜の6時まで、時間制限は12時間
リレーポイントは一応10キロごとにあるけど、
3キロでリレーしようが、5キロでリレーしようが、
それはそのチームの作戦による。


で、わがチームは5人で出場。みんなド素人
だから、一人、なんとか合計20キロは
最低走らないといけない。

10キロは練習で走った。でも、それを2回しないといけない。

それは、練習で経験してない。

そこが、スタート直前までぬぐえない

最後の不安でした。

そんな不安はさておき、英語で「よーいドン」

日の出前のうす明かりの中

気持ちよくスタートしました。

しかし、2キロ過ぎたあたりから、

向こうズネ（前頚骨筋）が異常に腫れてきました。

イテテテ・・・・・

「足のつま先が上がらね～。。。。」

朝で、ウォーミングアップが足りないのが原因でしょう。

練習では経験のない痛み。トラブル。

「我慢してたらマシになるのかな？？？？」

走り続ける。

4キロ過ぎ、本当に動かなくなってきた。

「どうしよ？？？？」

とりあえず、向こうずね以外は元気で、問題なし。

伴走車両（他の仲間が乗っている）が通り過ぎたら、

ストレッチしてみるか・・・心配されても面倒だもんな。

で、通り過ぎてから、ストレッチと、300mほど歩行

マシかな？？

ランニング再開。

お～～～～～～～～～～～

良い感じ（＾－＾）

5キロを過ぎ、足の痛みもなくなり、

快調快調（＾－＾）

砂漠の景色もとっても最高！！！

暑くなく、寒くなく、空気はきれいで

来て良かった～～～！！

そんな感じで、残り4キロは、歌を歌いながら。

大体1キロを5分30秒から6分くらいで走るペースなので、

アカペラで1曲歌ったら、1キロ。

息切れするからね。4分くらいの曲が6分くらいになる。

そんな感じで、4曲熱唱。

サザンオールスターズの真夏の果実

ミスチルの、ラララ

ミスチルのシーソーゲーム

ミスチルのクロスロード

クロスロードを絶叫しているところで、

10キロのリレーポイント

次走のアレッポ水泳隊員にタスキを渡す。

なんか、ええわ、この感じ（＾ｖ＾）

とても気持ちよく10キロ走れました。

さぁ、この調子で約4時間後もう一回10キロか。

なんだか、行けそうな気がする！！！

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第2走・第3走・第4走と順調に。

その間は、車の中でバナナと水・パン・オレンジなどを食べ、

少し睡眠をとり、ストレッチをし、回復に努める。

時間を増すと、襲ってくる疲労

「いや～～、次走れるんかなぁ・・・」

やっぱり不安。

そんな中、第5走でトラブル発生

急きょ、2順目に入ることに。

10：00   2回目の10キロ

快調。

5キロまで、快調そのもの。疲労って何？？

今までしてきた心配って何？？

「杞憂」ってこういう時に使うんだろうなぁ（＾＾）

沿道のボランティアや、村の人たちに手を振りながら

笑いかけ、話しかけれるほどの余裕。

しかし・・・

そんなに甘くなかった…

6キロ過ぎから急に身体が重くなってきた…

「暑いししんどいわ～～～～～～～」

朝一とは違い、太陽も本気を出してきた。

汗も半端じゃないし、

なにせ、練習で経験してない、未知の距離を走っている。

足が重くなって、自分でもペースダウンしていることは分かる。

でも、3順目もあることを考えたら、

ここでがんばりすぎて、再起不能はヤバい…

「ゆっくり走ろう」

ということで、さらにペースダウン。

苦しいながらも、なんとか走りぬき、

2回目の10キロも終了。

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16：00  3回目の出番

想定外の3回目。

でも、トラブルがあったら、走らないといけないよな～と、

覚悟は決めてたから、気持ちは切れずに大丈夫。

92キロ地点でタスキをもらい、私が4キロ走り、

残り4キロを、2名で2キロずつ走る作戦。

アレッポ体育隊員（♀）に、92キロ付近でタスキをもらい

3順目スタート。

順調。順調。ゴールが近いと、こんなに力が出るものなんか～～。

3キロ経過。95キロ通過。

まだまだ順調。あと1キロか。余力たっぷり。

トバシタレ～～～

最後の力を振り絞って、1キロペースアップ。

さ、そろそろやなぁ・・・。

でも、走れど走れど仲間の姿が見えない。

「あれ？まさか道を間違えたのか？？？？」

周りを見渡す。警察やボランティアに聞いてみると

「こっちだこっちだ」と。間違いなさそう。

じゃあ、なんで交替しに来てくれないんだ？？？

　トバしたせいか、もうヘロヘロ・・・

結局６キロほど走ったけど、

このままゴールまでは走れそうにないわ・・・

で、歩き出したら、やっと仲間の車が到着。

なにやら、ドライバーが道を間違えたのだとか。

は～～。久々に迷子の子どもの気分を味わったわ。

ということで、たすきを渡し、１００キロマラソン無事終了！

完走！！！！

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２度とやるものか！！！と

絶対思うだろうなぁ・・・予想してた。

でも、案外面白かったんですよね～～

日本かえって、競技を引退したら、

マラソンを趣味にしても楽しいかな？と、

少しだけ思いました。

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終了後、その夜は、昨日と、うって変わって

１人６００円の安宿。

清潔感はまったくない、寝るだけの部屋。

こんなのもいい経験だなぁ～～～

明日は砂漠で野宿だ！風邪ひきたくないなぁ・・・