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2012年2月29日水曜日

2012.2.29 最終勤務日

本日は、最終勤務日でした。

この子達は実際に教えていた生徒たち。もっといますけどね。この日はあまり来てなかった・・・。
更衣室の雰囲気
コーチ陣。色々ありましたが、本当に感謝しています。
この子達は間接的に教えていた(コーチに指導しつつ教えていた)生徒たち。
技術指導・助言だけしてた生徒たち。


 同じく。



そして最後はこんな風な手荒い儀式を受け・・・
こんな顔になりました・・・

そんな最終勤務日でした。

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  直接、指導していない生徒たちには、この日のことを事前に言っていましたが、直接指導していた初心者たちには、言っていませんでした。で、伝えたら、彼らは異常に寂しがり、うれしいやら複雑やら。

その保護者たちからも「なんで言わなかったの!!!???」と叱られ、急遽、送別会を開いてもらうことに・・・。

自分の中では、そこまで寂しがってもらえるとは思ってもおらず、急に別れが寂しくなってきたのでありました。

本音を言うとね、シリアと比べて、やっぱり思い入れも少なかった(もちろん、一生懸命してきましたが)ので、まさか、こんなことになろうとは・・・、といった感じです。うれしい限りです。

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自分自身が、本当に、大げさではなく、人生の大部分の、時間と情熱をかけてきた「水泳」。

それを通じて、こんな風に、国境を越えて交流できるとは。

任国(エクアドル・シリア)のために、どれほど貢献できたかといえば、それはまだまだわかりません。

でも、指導した生徒たちや、指導のお手伝いしたコーチたちが、今後、どうなっていくのかが本当に楽しみです。

いつか、また何年後かに会ってみたいものです。

ということで、協力隊としての活動は終わり。明日からガラパゴス諸島に、最後の旅行に行ってきます。おそらくそのレポートで、このブログは最後になるでしょう。それもまた、少し寂しいものですが・・・。

ではまた。

2012年2月18日土曜日

2012.2.18 最終報告会

日本のスイミングスクールには、「進級制度」ってあるでしょ?一般的に。

こんな感じで、水泳帽に各級のワッペン付けて・・・
級が上がるごとに、ワッペンが増えて、1級を卒業する試験(100m個人メドレーだったり200m個人メドレーだったり)を突破すると、賞状がもらえたり。


 ま、これって、保護者にもわかりやすいし、習っている子どもたちも、次何が出来たら、次のワッペンもらえるかっていうのが、明確にわかる。さらに、教えているコーチも、どの子がどの級にいるか(どの指導段階にいるか)が一目瞭然でわかる。


メリットだらけなんですよ。


こっちにきて、早、半年間。ブログでお伝えしてきた通り、コーチたちに色々と指導のノウハウを教えたり、道具やら開発して指導の効率性を高めたり、生徒の安全性を確保したり・・・といったことをしてきました。でもね、生徒が辞めていくんですよ。正確には、「来なくなる」というか・・・。

その生徒の「継続意欲」を高めるにはどうしたらいいのかな?とまぁ考えていたんですが、行きつく先は、やはり日本では一般的な、「進級システムの導入」でした。

結構、子どもたちは、このワッペン欲しさに頑張るんですよね。親たちも、「せめてクロールまで覚えさせたい」とか「1級合格して卒業までは…」みたいな感じで、続けさせる動機になるわけです(親の送迎が無いと、子どもは来れないから、彼らの継続意欲も非常に大切なのです)。


じゃあ、ここの現状は?と言うと、一応漫然とバタ足からクロール・背泳ぎを教えて、それらがうまく泳げるようになった子どもたちは、平泳ぎ・バタフライを教えるっていう順序をたどります。
で、一応のクラス分けもなされていますが、子どもたちからよく出る質問が

「いつになったら次のステップに移れるの?」というものです。クラス分けの意図・基準が明確じゃないから、子どもたちは疑問を感じる。
 さらに私たちコーチでさえも、誰が、どの段階で、どの子を進級(というか次のステップ・クラスに)行かせるかっていうことを、明確に決めてない。だから本当にテキトー。そこを改善して行きたいなぁ…と常々思っていました。

 また、最大の問題点は、才能のある4歳児・5歳児が結構辞めていくんです。これは、本当に問題で、彼らに早いうちから「素敵な4泳法」を教えて、キックをバンバン鍛えると、今のエクアドルの学童記録なんかどんどん突破してくると思います。そんな可能性のある幼児たちは、ゴロゴロいるんです。

 でも、その子たちの継続意欲を維持させれていない。だから辞めちゃう。よって・・・・・・・・・・・・・・・
最近開催された「最終報告会」にて、そんなことを熱く語ってきました。

そして『私の後任とその「進級システムの導入」に是非とも取り組んでほしい!』とぺティルーとパトリシア始め他の同僚にも、連盟会長の前で伝えることが出来ました。やっとこれを伝えられる段階まで来たというか…。ま、「言うだけタダ」みたいなノリで言ってきました(^-^)
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そんなこんなで、会長に褒めてもらい、記念の連盟Tシャツもらい、

私の後任ボランティアを受け入れてもらうことを約束し、平和に、滞りなく終わりました。








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この『進級システム導入』は、キャップの用意からワッペン作成・会員管理システム構築まで、かなりボリュームのある仕事。指導者マニュアルも必要だろうし(これはパトリシアと作って、彼女が今一人で活用してますが)、合格判断基準も整備しないといけない(これも、モデル(見本)は作成し、みんなに提示しましたが)。

また最大の難関は、この「進級システムの導入」の有用性をみんなに理解させ、目的・目標を共有しないといけないこと。

あと1年あったら、やり切れたかなぁ…。

 まぁ、足がかりは作ったつもりなので、後任に期待するのみです。

 誰が後任になるかわかりませんが、そういうことが出来る(経験のある)人が、後任として来てくれたらいいなぁ・・・と、神に祈るのみです。後任に決まった方には、是非ともこのブログを読んで、参考にして頂きたいなぁ・・・。A dios!!

 ということで、勤務は残り2週間となりました。しんどかったけど、こう迫ってくると、寂しくなりますね。

 ではまた。74.0kg

2012年1月23日月曜日

2012.1.22 中間報告会

今週は首都キトに上キトして、「ボランティア活動中間報告会」と言われるJICAの行事に参加し、スペイン語でプレゼンしてきました。

そもそも、「ボランティア活動中間報告会」というのは、任期の2年(私は1年9ヶ月)の、真ん中くらいの時期に行うものなのです。内容は、今現在行っているボランティア活動を、JICA関係者(ボランティア・調整員・JICA職員など)に紹介して、今までの成果や今後の課題を報告するという趣旨です。


  結構この「ボランティア・・・」は、各国で違いがあります。シリアの時は、人数の割には狭いJICA事務所で、すし詰めになりながら、JICA関係者の前だけで、日本人発表者の発表を、日本語で聞く(または発表する)、というものでしたが…。こっちでは、高級ホテルの会議室で、JICA関係者のみならず、在エクアドル日本大使館のお偉いさん、所属先の上司と所属長(エクアドル人たち。たまにどこかの市長さんとかも来る)なんかが来て、その方たちにも分かるようにしなければいけないのです。だからスペイン語なんですよ。




 まぁ、その名の通り、『中間』な訳ですから、本来は去年の中旬には終わっていなければならないモノなんですけどね。ご存じのとおり、シリアから退避した影響で、そのチャンスを失っていたわけです。


 で、エクアドルでの任期はたったの7ヶ月という短期ですので、中間発表をせずに、任期を終えることになるんだろうなぁ…と思っておりました。

ところがどっこい、「是非、やってください」との上司からのツルの一声で、やることになった訳です。お陰でここ2週間くらいは忙しかった~~

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高級ホテル(ホンマに高級)の最上階の会議室みたいなところで…

偉い人(JICAエクアドルの所長やら、エクアドル日本大使やら)も見に来ます。
そんな中でも、余裕かましてるんですけどね。 
私は、最終バッター。緊張は否めませんが・・・

 得意のパワーポイント・アニメーションと、実物を駆使したプレゼンで、精一杯してきました。ちなみにこの写真は、ブログでも紹介した、クロールの練習のための小物を作ったときのこと(2011.11.5 練習道具開発その2) 。

 ブログにも書いた、選手向けにプレゼンしたことなど(2011.11.19 初!外国語でのプレゼンテーション)も報告しました。

雰囲気はこんな感じ【動画】


 まぁ、なんせ力一杯してきました。JICA所長も日本国大使からも、直々にお褒めの言葉をいただき、気分上々(^-^)

 プレゼンテーションに関しては、サラリーマン時代に大失敗して、その後猛勉強したのと、教職に就いてから独自に勉強・実践してきたこともあり、かなり自分の中で方法論が体系化されてきました。日本帰ったら、プレゼンテーション講座とかやってみたいな~、なんてね。
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そして、その翌日は
寿司!!!
 おせち料理!!!
ということで、大使公邸で新年会。

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そして、またその次の日は、お世話になった調整員の送別会。

ま、そんな感じで、年始は忙しくしておりました。
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さて・・・残り任期もあと2ヶ月を切りました。間違ってなければあと56日。シリアを退避してから、もうかれこれ9ヶ月。早いですねぇ…。去年の今頃、誰が、1年後にエクアドルで働いていることを想像したでしょう??スペイン語を勉強するとか、本当に夢にも思いませんでしたねぇ・・・。

色々思うところもありますが、またいつかゆっくりと。

もう、仕事に関しては、新しいことはほとんど何もできないでしょう。あとは今までしてきた事や教えたことを、現地のコーチがちゃんと出来るように見守ったりすることかな~と思っています。


 そうそう!シリアのナタリーが、シリア新記録を出したのだとか!!!!なんとも素晴らしいことじゃありませんか(^-^)直接、褒めてあげたかったし、彼女の雄姿を見たかったなぁ…

 

ではまた。残り56日。

2011年12月1日木曜日

2011.11.30 新しい活動先

とはいうものの、もうかれこれ1ヶ月ほど経つのですが…。



  月曜日の夕方と、土曜日の朝・夕は、このプール「Carril 4」で指導しています。指導対象は、11歳から16歳の、4泳法を泳げて試合にもチョコチョコ出るレベルの選手、8名ほど。


  10月の記事にも書きましたが、ここのコーチ(ロベルト)からぺティルー(同僚)に援助の要望が来て、それが私に回ってきた状態。


 請け負った最初は、「ぺティルーが私を遠ざけようとしてるんかなぁ…」と勘ぐったものですが、実際、問題点は色々とあり、そこを改善していくのが、今は楽しいです。


  シリアの時のブログに書き損ねたことなんですが、私の水泳指導の根本にある考え方(というかやり方)がありまして・・・

それは、「視覚化(みえる化)」と言われる手法です。


例えば、ここでは週に1度、テスト(データ)をしています。

1週目 100×8回 -3'00  自由形
2週目  50×16回 -1'30  その他得意泳法
3週目 100×8回 -3'00  自由形
4週目 50×16回 -1'30  その他得意泳法

 その結果(平均タイム)をちゃんと記録して、掲示板なりに張り出すっていう手法。

で、「次の試合の目標タイム」と、「今のベストタイム」も張り出して、「このデータ(平均タイム)が、ここまで向上すれば、きっとこの目標タイムもクリアできるよ」と日々の練習に、目標を持たせるのです。

 そうすることによって、選手に、日々のトレーニングの上達・進歩を実感させ、試合でのタイムを意識させることができるわけです。


 これって、簡単・単純なことなんですが、意外と日本でもしてない。


 日本の私の周りにいる指導者も、エクアドルのここのコーチ・ロベルトも、AT1やらAT2やらVO2MAXやら、Anaerobic Capacity(tolerance)やら(専門用語です)の勉強をして、しっかり練習メニューを作ることは熱心・・・。でも、肝心なのはそこじゃないんだよな~~~~


 いや、私も勉強しましたよ、選手時代に。めっちゃ興味あったから。でもね、実際にやってみて、そして指導経験を積んで、結局のところ、「試合で泳ぎたいタイム」と「練習で泳ぐタイム」の関連を選手に理解させて、意欲をつけさせて、「試合で泳ぎたいスピード」を繰り返し反復させないと、意味無いよな~って、わかったんですよね~。


そこを忘れて、心拍数を測って「ここはAT2で、全体練習の30~40%はこれで泳いで・・・」っていう、どこかの洋書に書いてあることをそのまま導入しようとしても、なかなか生徒にはピンとこない。


 よく、日本のプールに、「ベストタイムとATレベルのタイム一覧表」みたいなのが貼ってあるところがありますが、どこまで生徒が理解出来てるんだろ?させてるんだろ?っていつも疑問に感じます。意味がない!とは言いませんが。


 まぁ、ちょっと話がそれましたが、ここの「Carril 4」のコーチも、メチャメチャ勉強してて(大学の体育教育学修士)、水泳の知識(運動生理学)も豊富なんですが、残念なことに、もっとも肝心な「選手を速くするために」っていう部分が抜けてるんです。


 メニュー見てみると、「これじゃ速くならんな」っていうメニューを、ロベルトは作ってくる。


 で、指摘(と言うかアドバイス)をすると、そのロベルトは
「いや、それはオーストラリアのビル・スイートンハムによると、VO2MAX向上トレーニングの限界の30%を超えるから★&※□→△×●÷・・・・・・」

みたいな、知識先行的(頭でっかち)な言い訳(?)を言ってくる。だから、

私「日本的指導方法を勉強したい?絶対、選手は速くなるよ。でもイヤなら教えないし、ここに来ない」

と、シリアで学んだ交渉術で強気に出たら、

ロベ「是非教えてほしい!」

と言ったので、今は気兼ねなく、気遣い無く、好き勝手にカズヒロ方式を導入して、選手強化しています。シリア人って、やっぱり交渉上手だよね。


だから、月・土は趣味の時間になりました(^-^)



ではまた。75.5kg  残り3ヶ月と20日

2011年11月20日日曜日

2011.11.19 初!外国語でのプレゼンテーション

  大きな声で言えないけど、英語でもプレゼンテーションなんかしたこと無い・・・。

  で、未知の言語(スペイン語)と向き合い3ヶ月。やり切りましたよ、プレゼンテーション。題して『水泳技術講習会』!!








 独自に「水泳指導における広背筋理論」なるものを、日本で展開してたんですけどね(別に発表とかしてないけど)。それなりに生徒も成果が上がったし、自分自身の記録も伸びた理論なんです。大げさでなく、水泳人生をかけた理論(持論)なんですよ。




 で、今回のプレゼンを機会に、一度ちゃんと人に伝えられる形にしておきたいな~~と思い、今回の無謀なチャレンジをしたわけです。


生徒の反応は思った以上に良く、手ごたえはつかんだ感じ。ただ、直接手を下せない(指導できない)のが、少し歯がゆいところですが。


最後の締めのスピーチをアップしておきます。



3日かけて、丸暗記しましたからね…

まぁ、いいスペイン語の勉強になりました(^-^)




 さらに、スペイン語の練習のみならず、日本に帰ってからも活用できる、いい資料が出来たな~と、2つの満足感でいっぱいです。


ここ数日、ぐっすり眠れなかったので、今日は寝る!!!


ではまた。

2011年11月6日日曜日

2011.11.5 練習道具開発その2

第2段。

まぁ、こういうビート板があります。これを惜しげもなく切りまして…。


私の手のひらサイズにします。

これに、切り込みを入れて…



そこに例のゴム紐(2011.10.7 最近の活動で使ったやつ)をかけますと・・・




 






こういったものが出来ます。名前なんか書いたりして。



これをどうやって使うかというと・・・

 こうして、片手をかけさせて・・・





  クロールの息継ぎの練習に使うのです。






   慣れてないと、どうしても、息継ぎをしている時に、伸ばしてる手が沈むので、へんてこりんなクロールの息継ぎになります。


 ま、無しでもなんとかなるんですけど、あった方が効率がいいので、作りました。


へんてこりん息継ぎクロールが、とっても多かったので、その対策です。



  大きいビート板だと、小さい子ども(5~7歳くらい)だと、力が無いから、すぐビート板がどこかへ行ってしまって、練習にならないんですね~~


クロールの息継ぎって、変な癖がつくと、なかなか直らないものなんです。だから作ってみました。


ま、開発といっても、よく似たものを日本で使っていたので、それを見本にちょっとアレンジしただけなんですけどね。


  これも好評で、昨日はさらに6個増産。合計9個。ま、もっと増えれば、さらに作りたいですけどね。


ちなみに、前回の『腰ヘルパー』は、知らない間にエクアドル人同僚が、増産しておりまして、合計約20個!!!


 完全に、技術移転成功~~(^-^)

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  エクアドル・シリアと、「競泳(水泳)後進国」と言える国々で、こういう仕事に携わってますと、日本のスイミングスクールの「初心者指導システムの完成度の高さ」に改めて気付かされます。



 さらに言うと、「競泳先進国」と「競泳後進国」の差は、『「上級者に対する指導」の差』と言うよりはむしろ、『「初心者指導」のシステムの差』であることが、身にしみて実感できます。



 

 でも、シリア人コーチもエクアドル人コーチも、そこにあまり気付いてないから、「日本の選抜選手の練習のやり方を教えてくれ!」って、目先のことばっかり聞きたがるんですよね~~。


 そこら辺を、なんとか伝えていきたいな~・・・と、一外国人コーチとして、感じる最近であります。


 ではまた。体重計買おう~

2011年10月24日月曜日

2011.10.23 プレゼンテーション(スペイン語)

プレゼンテーションの準備が整いました。








 もちろん、スペイン語。なぜ、こんな無謀な挑戦をしようと思ったのかというと…

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 着任して、1ヶ月と3週間くらいかな?シリアの時と違い、指をくわえていると、仕事が与えられないっていう、まぁ、ある意味楽でもあり、ある意味飼い殺しでもありという状態だったのです。

選手コースは、46歳の同僚ぺティルーが仕切ってやってて、年間計画まで綿密に作って、土日もなしで練習させている。

その下のコース(クラス)は、まぁ不十分ながらも若い女性のコーチが2名いて、それはそれで回っている。


私がいなくても、まぁなんとかなっており、「なぜ日本から、お前が来たんだ?」っていう雰囲気が満ち溢れておりました。

→→→ちなみに、シリアの時は、あいさつに行ったその日から、あのオマルに「明日からメニューを作ってくれ!オレに水泳のコーチングを教えてくれ!」って感じだった。だから、それはそれでしんどかったのですが(語学の面で)、仕事がないっていう状況とは程遠かった。

だから、ここエクアドルでは、必死で自分の居場所を見つける作業が必要だったわけです。

で、2点のことに取り組んだわけです。

1点目は、「幼児・小学生の水泳初心者に対する指導者育成・研修」

2点目は、「選手コースの技術向上の支援」


格好よく言えばこんな感じ。


1点目に関しては、かなり順調で、ヘルパーも定着し(予想以上に)、息継ぎ練習用小ビート板も(またブログで書きますが)、かなりいい感じで浸透してきました。また、若い女性の同僚も、指導技術習得に熱心で、ここはバッチリ。


そして、2点目で出来ることは、色々考えたんですけど、口で言っても仕方ない(というか、伝える自信がない)し、ぺティルーは、私と必要以上のことは話そうとしない(やっぱり、歳をとったら億劫になるのだろうか?)。だから・・・・・・・・・


とにかく、選手の技術の未熟な部分をビデオに撮りまくって、その改善方法やら、いい見本やらを映像・画像にして、プレゼンテーションを作ろう!そして、選手・コーチ(同僚)を集めて、講演会をしてやれ!!って思ったわけです。

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ということで、先週、一応の形が出来上がり、本番前に、ぺティルーに見てもらいました。


それを見た結果、どうなったかというと・・・


①ペティ「今は試合がまだ当分ないから、1週間、選手コースに、水泳テクニックドリル練習を集中的に施してやってくれ!※ということで、今週はそれをしてきました。」



②ぺティ「他のプール(私の家の近所)で練習してる選手コースのコーチは、指導経験が少ないから、週2日ほど、彼と一緒に練習を見て、支援してやってくれ!(水泳連盟からぺティルーにオファーがあって、それを私に回したみたい)」


③ペティ「オレに、英語を教えてくれ!(英語の文献(水泳指導書)をどうやら読みたいみたい)」



ま、③はいいとして、①・②は、私を水泳の指導者として評価してくれたと思っていいでしょう。初めて昨日、褒めてくれたし。


やっぱり、なんかしら、自分から動いていかないと、人って動いてくれないな~って、思った1ヶ月でした。そして、仕事がやっとし易くなってきた最近でありました。


なんせね、たった7ヶ月(残りあと5ヶ月)ですからね。ある意味、結果が出なくても「ま、いっか」みたいな開き直り精神が、さまざまなことにチャレンジする原動力になっている気がしますね。


ちなみに、プレゼンテーション本番は、11月19日です。まだ少し時間があるので、スペイン語がんばるか~~

ではまた。

2011年10月9日日曜日

2011.10.7 最近の活動

さてさて、プールにはこんなものがあります。



  これは、まぁ色々な呼び名があるんですが(ジョイバー・フロートバー等)、要は浮き輪ならぬ、浮き棒です。浮く素材で出来ています。結構日本のスポーツクラブなんかでもよくあるやつで、泳げないかたが利用したり、泳げる方もこれにまたがったり、脇の下に挟んだりして、リラクセーションに利用したりと、まぁ用途は様々なわけですが…。

 なぜか、私の活動先のプールにはこれが異常にありまして…。しかも日本のと違って、中が空洞!さらに、そんなに頻繁に使われている様子もないものですから、1本拝借しまして(許可は得てます)、
切りました。そして、ゴム跳び用のゴム(ゴムパンツのゴム?)

これを通して…結ぶと…


こんなものが出来ました。

 ま、ここで私が何を作ったのかが分かった人は、水泳関係者か、かなり勘の鋭い人。



そうなんです。
お手製のヘルパーを作りました(^-^)これを生徒の腰につけて…



そうすると、腰が浮くでしょ?これが、初心者指導には大事なのです(写真は少し腰より上目になっていますが…)。

もうエクアドル・リオバンバに来て1カ月過ぎるのですが、みんなこれ無しで指導するから、本当にキックがヘタクソな子どもたちが量産されるわけです。第一、危ない。


じゃあここで、なぜこのヘルパーが初心者指導に必要なのかを説明すると…。

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泳げない子どもたち(キックがしっかりできない子どもたち)は、腰が絶対沈みます。で、その状態でビート板を持ったキックの練習を続けると、膝から下だけでキックを打つようになるんです。それで進むようになると、太ももの付け根から打つ、正しいキックを身につけることはなくなるわけです。

 
すなわち、「ひざ下キック」というやつで、これで進むことを覚えた子どもは、まぁ、トップスイマーになって、試合に出る確率は、限りなく「0(ゼロ)」になってしまうわけです。そういうことを防ぐために、日本のスイミングスクールではこの「ヘルパー」なるものを使用しているわけなのです。


まぁ、こっちにはあるのか無いのか知りませんし、調べてもどうせスペイン語だらけで分からないし、聞いてもこっちが言いたいことが伝わらないし、たとえ伝わっても、聞きとるのも困難な状況だったので、簡単なものですし、さっさと作ったわけです。とりあえず、試作品で5セットほど。

 一応、つたないスペイン語で用途と目的を、他のコーチに伝え、実際に私が直接指導している生徒に使用したら、まぁ、予想どおりですが、その生徒たちの腰は浮き、正しいキックをしだすわけです(そこまで簡単なわけではないですが。あえて簡単に言っています)。それを見た他のコーチたちは



「貸してくれ!」






と。なんと素敵で素直な反応でしょう(^-^)


一気に大盛況で、今日はさらに10個増産しました。今はちょっとしたブームです。
  大した経費をかけず(ゴムを10m買っただけ。3.5ドル)、現地にあるもので作っていますので、国際協力の手法としては、セオリー通りにできたわけです(→つまり、私がいなくなっても、製作継続可能な技術であり、原料なわけです)。
  だから、今回の事例は、どっかで発表できるな~(^-^)
  シリアの時から比べたら、やっていることはかなり地味ながら、楽しくやっております。

余談ですが、こういうのって、家族で似るものだな~と、つくづく思いました。血は争えませんな~

ではまた。





2011年9月7日水曜日

2011.9.6 水泳指導についての概要

写真は前回をご覧になってください…。

プールは25m×6コース



コーチは3人。
  1名は46歳のぺティルーっていう男性。あとの二人は、パトリシアとエヴァリンっていう23歳の女性。


レッスンは…


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14:45~15:30
45分間
1コマ目
コーチ:エヴァリン・パトリシア


3クラス編成


※①水慣れ→クロール・背泳ぎ (5~7歳くらい)

    ②クロール・背泳ぎクラス(7~9歳くらい)

    ③ちょっとましなクロール・背泳ぎクラス (7~9歳くらい)


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15:30~16:30
60分間
2コマ目
コーチ:エヴァリン・パトリシア


2クラス編成


※①クロール・背泳ぎはなんとか泳げて、平泳ぎ・バタフライを習得するクラス

   ②クロール・背泳ぎ・平泳ぎが泳げて、バタフライを習得するクラス


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16:45~18:45
120分間
3コマ目
コーチ:ぺティルー(他のコーチはサブ)

育成選手・選手コース


2クラス編成


① 4泳法が泳げて、試合に出ようとするクラス(選手育成クラス)

② 試合で結果を出していく、バリバリの選手たち(選手クラス)






こんな感じですね。とりあえず、クラスはまだどこも担当してません(というか、担当してくれと言われない…。多分、言葉の事を心配しているのでしょう)。で、1コマ目の一番下のクラスにとりあえず入り、徒手補助にて指導(直接足やら手をとって、指導する方法)してます。口(言葉)が出ませんからね…。






  46歳のぺティルーは、コーチとしての経験も豊富で、下は3歳くらいから上はエクアドルの代表レベルの選手まで教える、凄腕コーチです。この前も書きましたが…。彼がここリオバンバに来て1年半。今このリオバンバ市には4人のジュニアエクアドル代表がいて、彼が育てたといってもいいでしょう。今日はその4人を引き連れて、ペルーに試合に行っています。






 後の2名の女性コーチは、選手からコーチになった、指導歴も数カ月という、コーチというか選手の友達みたいな存在の「若手」。
  確かに3コマ目の練習は、ち密に計算されて問題はないのですが(テクニック云々は別にして)、1コマ目・2コマ目の彼女たちのレッスンは、ちょっと目を覆いたくなるレベル…。






 ぺティルーも、「少しずつ(ポコ ア ポコ)だよ」と言っていたから、彼自身もこの指導体制の弱点(初心者指導が未熟)には気付いているようで、私の今回の使命も、おのずと決まった感があります。






すなわち今回の7カ月の私のミッションは・・・






この若手コーチ2名を、しっかり育てること!!!






これでしょうね。ズバリ。彼女たちも気づいているようで、たった1週間ですが、私に色々聞いてくるわ聞いてくるわ…。でもスペイン語分からないから必死でジェスチャーで伝え合い、首をかしげながら理解し合うっていう、またまたコント的な1週間でしたが。

 ぺティルーもそこまで厳しくしたくないのか、はたまた初心者指導に自信がないのか分かりませんが、あまり彼女たちに「指導法」を教えないようです。だから、彼女たちは不安になっているようでした。






ですからここエクアドルでは、シリアのように、上級者のレベルを担当して、運動生理学やトレーニング理論を移転していくことは、どうやら無さそうです。




ただ、エクアドルジュニア代表と言っても、大味(大ざっぱ、ち密さがない)な泳ぎで、ターンなどの細かいテクニックも、とっても雑なんです。




例えば、スタート・ターンの後にストリームラインをとれないとか、スタートでしっかり上半身が使って飛べないとか、ドルフィンキックがヘタクソとか…。まぁ、そこら辺は、一緒に練習しながら、彼らに直接伝えたりしていこうかな?と思います。私の練習にもなるし…。


ではまた。




2011年9月2日金曜日

2011.9.2 職場の感じ

  いや~、本当に寒いですわ~~

 息が白いんですよ、朝と夜。10℃を下回りますからね。


  赤道直下の国だから、なんせ暑いんだろうな~っていうイメージなんですが、本当に寒いです。例えるなら、秋の冬になるちょっと手前(11月ごろ?)の寒さかな?日中も22℃とか23℃くらいまでしか上がりませんし。日差しは強烈ですが…。

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さて、職場はこんな感じ




また、時計壊れて使ってないし・・・
この、テンガロンハット(カウボーイハット?)とした人が、ヘッドコーチのぺティルー。「グアヤキル」というエクアドルの都市からこのリオバンバ市のスポーツ連盟に引き抜かれ、1年半ほど指導をして、メキメキと強くさせている、結構凄腕のコーチなんだとか。 



この女のコーチが、エヴァリンと、もう一人女のコーチ「パトリシア」がいます。彼女たちは指導経験がほとんどなく、数か月ほどコーチをしてるんですと。



ま、生徒たち。


とりあえず今日は写真だけ。また数日後に、活動内容とか職場状況をレポートします。今日は疲れた・・・。てか、シリアと比べ、やる内容はかなり変わりそうだ・・・。今回の敵も手強いぞ~~



ではまた。