2011年8月31日水曜日

2011.8.31 ホームステイの苦悩

※スマートフォンから見れるようなので、ちょっと書き方変えてみます。

  ホームステイって聞いて、
「お、これは楽しそうじゃないですか~~」って思っていました。ご飯は作らなくていいしね。語学の勉強にもなるし。四六時中、スペイン語にさらされるわけでしょ?こりゃ上達も早いわ(^-^)なんて思ってました。



 でもですね、これはある意味間違いじゃないのでしょうが、上達に至るまでのプロセスが、こんなにイバラの道だとは思わなかった…。



  特に今回私の場合、みんなが受ける基礎訓練2カ月をすっ飛ばして来ております。覚えていったのは「数字」・「曜日」・「月の名前」・「色」・「泳ぎの種目」・「食事」・「主な形容詞」・「よく使う動詞」くらいですよ(まぁ、自学自習の1カ月少しで、よくやった方だと誰かに褒めてほしいところですが)。JICAの事前学習eラーニング(2カ月の訓練の前にすべきもの)なんか、思いっきりクソ真面目に勉強して、「修了」なんかもらったりして調子に乗ってたんですけどね。


  ところがどっこい、こんなんでコミュニケーションなんか取れるわけないんですよ。


 甘かった…。すべてが甘かった…。私が甘かった…。スペイン語なんか、英語と似てるから、結構すぐにイケるんちゃう?っていう、あの時のノリ。




後悔なんかしてないもん。でも、今すごくつらいんだもん・・・





  昨日は、「フゴ」っていう言葉を、ステイファミリーのお父さんが、私に伝えようとして、これでもかって言うくらいの、手をぐるぐる回すジェスチャーをしてくれました。
 でも、私はなんだか分からず、むしろ勘違いをし(洗濯のことだと思い)、こちらも「これでもか!」っていうくらいの間違ったオーバーリアクションで確認して、結局両者かみ合わず、すごいエネルギーを消費してました。



 結局、「ジュース」の意味だったんですけどね。


手をぐるぐる回したのは、どうやら果物を絞るミキサーの意味のようでした。



 こんな単純な言葉でそうなるのですから、ま~あのシリアに行く前の、2カ月のアラビア語訓練って、とても意味のあることだったんだな~~って、痛感・実感したわけです。シリアではそこまでの苦労はしなかったから…。アラビア語に疲れたら、家にこもって逃げれましたしね。そんな時は、仕事の時だけ話せばいいだけの話でしたし。



ここは逃げ場がない。そういうしんどさです。



まぁでも、ステイファミリーの人たちは、本当に素敵で優しくて面白くて会話が好きな人なんですよ。JICAのボランティアを受け入れるのも、私で4人目なのだとか。だから慣れてて、お父さんもゆっくりしゃべるし、街の近所を一緒に散歩したり、職場までに行き方を、わざわざ一緒に歩いてレクチャーしてくれたりと、本当によくしてもらっております。
 


 ですから、そこら辺はご安心くださいね、家族・親戚の皆さま。


 こんなに、もろに顔出していいのかな?ま、エクアドルだからいいか…

ではまた。

2011年8月26日金曜日

2011.8.24 シリアシック

シリアに帰りたい…。

あぁ、本音が出た…


さて、23日に到着して、3日目です。今は、首都のキトにて、着任当初のオリエンテーションを、しっかり、じっくり受けています。

特に重点的に受けているのは、安全講習。犯罪被害は、日本の60倍殺人は日本の20倍強盗は日本の30倍

実際に、犯罪被害に遭ったJICA被害者の具体的な事例をもとに、学習しています。お陰でビビりまくり…。街中を歩くのも、ビビりまくり…。シリアじゃしなくて良かった心配をしまくっています。も~、ひきこもりになりそう…


  シリアじゃ、近所の店の人や、マンションの住人、街中の本を売っているよくわからんオッサン、たまたま目が合った美女や少年にアッサラーム・アレイクム(こんにちは~)と笑顔で愛想よく声をかけまくっていたのですが、ここじゃ、犯罪に遭わないためにも、仏頂面で、メンチを切り(関東じゃ、「ガンを飛ばす」?)カバンを胸に抱え、50mに一回は後ろを振り向く、っていう、まぁなんとも慣れない作業をしながら、街中を歩いています。



も~~~~~~~~~~



分かってますよ、ここはシリアじゃないってことぐらい。でも、このストレスになれるまで、「シリアが良かったなぁ…」って思うんでしょうね。でも、こんなこと書くのは、今日で最後にします。



ま、それくらい、日常に緊張感がある日々なんですよ。



  さて、予想してた時差ぼけは、なぜか思ったほどキツくなく、そこら辺は順調です。9時に寝て、朝6時に起きてます。今、こちらは夜8時なのですが、もう眠いので、最近のこと(ここ3日間のこと)を箇条書きに、とりとめなく、思いついたままに書くと・・・



・乾燥してるから唇がカサカサ
・笑うと唇がひび割れて痛い
・だから、口を開けずに笑うので、とても微妙な笑顔
・指のサカムケが激しい
・くしゃみがよく出る
・くしゃみに付随する鼻水が出るが、すぐに乾いて著しく鼻くそが発生する
・標高2750mの高地だから、空気が薄いのでなんだか呼吸がしんどい
・でも、深呼吸したらなんとかなるレベル
(100m×10回 1分30秒サークルより、楽)
・喉が異常に乾く(空気が薄くて、呼吸の回数が増えるから、水分の蒸発が激しいらしい)
・赤道直下なのに暑くない(朝夜はむしろ寒い)
・汗をかかない
・洗濯物がよく乾く
・街中でカップルが手をつなぎ、肩を組み、キスしまくる。
・街によくあるスーパーのエレベーターで、キスしまくる。
・美女が少ない(シリアと比べて)
・よく映画とかでありがちな「インディアン」の顔の人がいっぱい
・コーヒーがすぐに冷める(沸点が約80℃だから)
・米を炊いても芯が残る(圧力鍋で炊くと、美味しく炊ける)
・ビルのセキュリティがすごい(警備員が必ずいる)
・夜は、普通のピザ屋の玄関にも、銃を持った警備員がいる
・物価は、おそらくシリアより安い(写真参照)

バナナ 1キロ66セント(約50円)


トマト 1キロ1.45ドル(120円)

ブロッコリー 1キロ0.6ドル(48円)


キャベツ 1キロ 0.42ドル (34円)



パパイヤ 1キロ 0.91ドル  (73円)
昼食は、JICA事務所の近くの、庶民的な定食屋さんで2ドル(160円)でこんな感じ↓



これがセット。スープは、牛肉かなんかの背骨を煮込んだやつ。ご飯と、野菜の煮たやつとバナナの揚げたの

こんな類の定食が日替わりで。


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  明日まで、そのオリエンテーション(諸注意とか銀行口座開設とか)で、明後日から、いよいよ任地の「リオバンバ市」というところに行きます。


  今回、任地では、ホームステイ。お父さん・お母さん・息子2といった家族構成の家に行きます。ご飯は作らなくても出てくるらしく、シリアのように、自炊しなくてもいいらしい。食べものの好き嫌いはないから、これはラッキー(^-^)

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  家族・親戚を、さらに心配させる内容になった気がしますが、みんな生きて帰っているので、大丈夫ですよ。


  あ~、眠いのにがんばった…。寝ます。また数日後に会いましょう。

  ではまた。76.0kg

2011年8月4日木曜日

2011.8.4 エクアドルに行きます。



  表題のとおりです。

先月初めに、JICAからエクアドル(南米)へ、任国振替の提示があり、二つ返事で承諾していました。

  そして、公用旅券が発行されたということなので、これで、シリアに戻る可能性が0(ゼロ)になりました。そういった経緯で、本日発表となりました。



出発は8月22日(早朝)です。待機期間中は、色々と各方面の方々にお世話になりました。また、がんばってまいります。この度は、派遣期間が7カ月と短いこともあり、焦るところではありますが、精一杯、力を注いで行こうと思っております。


どうぞこれからも、応援よろしくお願いします。


スペイン語、難しいですわ~~~

あ、ブログのタイトルどないしよ~~

アスタ ルエゴ~~

ではまた。