2010年12月30日木曜日

2010.12.30 今年一年を振り返ると・・・とか、言ってる暇ない!

先週の一件から、
なんとか存在感を示せるようになった気がします。

 
最近本当に、偉いコーチから何かと意見を求められるようになり
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※例えば、「ローランスは、長距離の方がいいのか?短距離か?」
「イースラは何でバタフライがダメなんだ?」


これくらいならまだ可愛いけど


「あのコーチは、どのクラスを教えさせればいい?」
「このコーチの練習はイマイチだが、お前はどう思う?」

 
私「・・・・・・・・・・・・。ノーコメント。」




そんなもん、答えられるか!!!
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非常に、面倒臭い状況になってきた今日この頃。
また、意見を言うにしても、誤解を生みたくないので、
やっぱり言語の勉強しないとな~と、再認識。




 
最近比較的、上達してきたなぁ…と、自分では思ってたのに
また、ハードルが上がってしもうたなぁ…


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さて、本題。

そんな最近ですが、


一番気になっていた、水泳初心者に対する指導現場を
ようやく見学することができました。




 

そこには、すさまじい光景が広がっていました。









 





写真ではあまり伝わらないけど…

①ボビング・バブリングレベルの子に、壁キックをさせる
②膝下キックを放置して、板(ビート板)キック
③クロールキック習得レベルの腰かけキック。姿勢が…
④腹ばいキックで、膝下キック放置。


ちょっと専門用語チックですが、
分かる人だけ、分かってくれたら、それでいいです。


 
ちょっと写真撮り忘れたけど(ほとんどビデオで収めたので)

「ストリームラインをしっかりとってからスタート」とか
「プールコースは右側通行」とか

初心者の時期に身につけないといけないこと
(テクニックや約束事)を
ことごとく素通りさせて、泳ぎを教え

”なんちゃって”クロール
”なんちゃって”平泳ぎ
”なんちゃって”背泳ぎ


これらを量産していました。



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私がスイミングスクールの社員で、
彼らシリア人コーチたちがアルバイトなら、
確実に再研修を施したいところ。


これじゃあ、ダメだ・・・本当に…



しかし、ここはテリトリーの外、
シリア水泳連盟からの要請外の範囲。


手を出しづらい…。しかし、ここを変えないと
根本的に変わらない…
これじゃ、上のレベルが永遠に苦労する…



ま、予想はしていたこととはいえ、
現場を見ると、愕然とするとともに
なんとかならないかなぁ…
と、さっきまで考えてました。


あと、1年3カ月。短いなぁ…。


具体的に、具体的に、しかも私が出来ること…



なんでしょうね?

答えがまだよくわからないので
少し頭をひねりたいと思います。



さ、大きな問題を掘り起こして、今年一年終わります。

来年も、身体を壊さないようにしながら、がんばるぞ~~

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任期短縮した友人へ。

無念さは、察するに余りあります。

任地を日本に替えたつもりで、
また、がんばってください。

心から、エールを送ります。

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ではまた。良いお年を。

2010年12月24日金曜日

2010.12.23 シリア学童新記録

この前、練習中にシリア新記録を出したって、書きました。



でも、それは未公認記録(試合じゃないから)。




で、私が同僚のオーマルに働きかけ、
彼が水泳連盟長にこう進言しました。




「新記録が出そうなんです!」




そして、その2日後(つまり今日)、
シリア水泳連盟長臨席のもと、
公認記録会が開かれました。
ここがシリアっぽいでしょ??日本では考えられない…。



そして、お題そのまま!!!!




シリアに来てちょうど半年
赴任して5カ月




教え子たちが、シリア学童新記録
(小学生国内最高記録)を出してくれました!!


200mメドレーリレー   2分29秒66と
200mフリーリレー 2分11秒96
この2種目で!




とは言っても、日本と比べると、
レベル的には、まだまだ全然なんですけどね。



そして、そんな子たちを伸ばすことは
そんなに難しいことじゃありません。




まぁでも、最初の6カ月で、
目に見える成果が欲しかっただけに、
今日はさすがに嬉しいですね~~~



個人種目で、新記録樹立ももちろんうれしいのですが
リレーでって言うのが、なおさら指導者冥利に尽きますね



同僚オーマルも大喜び。
ほっぺとほっぺのキス(私は好きじゃない)も
今日は何回やったかわかりません。


でも、良い結果を出したら出したで、
予期せぬ、嬉しい(?)誤算も色々と…




まぁ、それは後日ですね。
今日はとりあえず嬉しいので、速報と言うことで。






明日はクリスマスイブ。
本当に、こちらはそんなのとまったく関係ありませんが、
仲間と一緒に聖夜を楽しみたいと思います。


ではまた。  74.0kg

2010年12月20日月曜日

2010.12.19 第2号完成

余りに腹が立ったので、書かないでもいっか、と思ってたけど・・・

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旅行前



オーマル「その時計、置いといてくれよ。」
※第1号ペースクロック

筆者「え?本当に言っているのか?」
「うん。その方が、便利なのが分かってきた。」
筆者「お~、ハビービー(恋人)!お前は最高だ~」

な~んて、喜んでたのにね。

私の旅行中、壊してしまって、
プールに放置してたら、捨てられていたんですと。



跡形もなく、亡骸を供養することなく、
第1号のお手製ペースクロックは
この世のモノではなくなってしまいました。



ま、オーマルが珍しく謝ってくれたから、まだ平静を保てましたが、
これが、謝られてなかったら……











 
絶対グレてたな。。。。




で、色々悩んだけど、やっぱり無いと不便なので

※ペースクロックの重要性は、
「2010.7.31 サークル管理って?」の記事を見てください。

第2号購入そして完成


やっぱりあった方が、指導に集中できる(^-^)

買ったら買ったで、

オーマル「それなら家にあったから、持ってきたのに!」

筆者「………………………まぁいいんだよ。
今、欲しいんだから。」



この感覚(感性?)の差は、一生埋まらないなぁ…

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ところで最近、水泳連盟の偉い人から

「あと5年、シリアに居てくれないか?
オレからJICAに言っておくよ。」





 
マジ????







結論無理なんですけどね。
ま、嬉しい言葉を、頂いたことには変わりありません。





最近、色々精神的に辛いことがあったので、
こういった高評価は、
自信を回復させるのには、とても効果的☆


 

本日の練習では、男子200mFRリレーで
生徒たちはシリア学童(児童)新記録をたたき出し、
(でも、コーチたちは記録を意識してないから、まだ気づいてない)


一人でほくそ笑んでいました。


まだまだ伸ばすぞ~~~


日本はもう、年末ですね~~~
クリスマスデコレーションで街は彩られているのかな?


 
シリアはイスラムの国なので、
そんなのとは全く無縁。



 
お正月も、12月31日はたまたま金曜日なのでお休みですが、
1月1日は普通に活動。


そんな年末年始も、また趣があって、良し良し(^-^)

それではまた。   74.3kg




2010年12月10日金曜日

エジプト旅行特別編 総括


悪口を言うつもりはありませんが…

素直な感想。



もう、エジプトには行きたくない・・・・・・

空気や街が汚い、人が鬱陶しい(本当に腹が立つ!)


初日に、空港からタクシーに乗った時から感じましたが、
すぐに、喉がいがらくなり、痰が出てきた。
排気ガスのにおいで、頭が痛くなり、気持ち悪くなった(本当に)。


街の路地に入ったら、
路上は本当にゴミだらけ


そこからまた悪臭・・・

八百屋や、果物屋の品物にはハエがたかり

ま~~~、不衛生。

農村とかの「堆肥の臭さ」と違い、
明らかに身体に悪い、化学的な匂いが
本当につらかったんです。


健康管理が趣味の私にとっては、特にね。


そして、


エジプト人。



写真では伝わりませんが、
本当に面倒臭い、鬱陶しい、腹立たしい。


例えば、

水(500cc)は現地人が買うと、1.5ギニー(23円)

でも、我々が買おうとすると、





エジプト人「10ギニー(150円)だよ」


日本人「高いよ兄弟~、俺たちは知ってるだぜ、負けろよ!」

エジプト人「じゃあ5ギニーでいいよ。」

日本人「まだ高いだろ~」

エジプト人「じゃあ、ラストプライス!4ギニー」

日本「もういいよ、違うところで買うわ」

帰ろうとするそぶりを見せると…

エジプト人「分かった兄弟(^-^)。2ギニーで!」

日本人「だから、1.5だろ!!!」

エジプト人はふてくされて

エジプト人「 チッ(本当に舌打ちする)。ほらよ」


日本人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  腹立つな~~~~~」




 

これが、本当に、本当に毎回。

10倍近くの値段を吹っかけてくるんですよ。毎回。

で、イチイチ値引き交渉。毎回。

本当に疲れた。毎回。



 
ジュース一本、水一本買うのにも、労力を使いました。

ピラミッドで、ラクダの写真を撮ったら、ラクダ使いから



 
「1ドルくれ」



 

サングラスを落として、現地の人に拾ってもらったら



 

「1ドルくれ」



 
親切に話しかけてくるエジプト人にあいさつし返し、
道を聞いたら、教えてもらい、ありがとう~、と去ろうとしたら





 
「ペンをくれ」
※日本製のボールペンは、なぜだかすごい評判がいい





 
もう、しんどいわ・・・
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背景には、観光産業に頼るしかない
国の構造的な問題があるのだとか。
(エジプトの隊員曰く)


でも、同じイスラム圏とは思えないほどの人の違い。

シリアは、なんと過ごしやすい国なのだろうか!

心の底からそう思いました。


まぁ、エジプトは本当に観光資源が豊富で
毎日毎日、外国人観光客が訪れ
物価の違いで、高く吹っかけても彼らは買ってくれるから
それが、長年の習慣になっているので
もうどうにものならないんでしょう。



 
水、150円なら買ってしまいますものね、
何も知らなかったら。。。


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それらが理由で、リピーターにはなりたくない、
心の底から、本当に、そう思いました。


シリアの人たちは、将来的に、そうなってもらいたくないなぁ…



 

憧れの地は、
それほど素晴らしい桃源郷ではありませんでした。


そして、

「Dioの館」を探せなかったのは、
唯一の心残りかな??


 
でも、もうえ~わ。


 

ではまた。エジプト旅行特別編、これにて終わり。

エジプト旅行特別編⑧

2010.12.2  8:00   カイロ  なかなか良いホテル


初日以外、すべて400円から600円の
安ホテルに泊まっていましたが、
この日は、ツインで58ユーロ

現地通貨で265ギニー

日本円だと約6400円。

だから、一人3200円、そして朝食付き

そこまで出すと…




ここまで優雅な部屋が待っておりました。

そして、お待ちかねの朝食は




まま、満足でした。中の上!ぐらい?


しっかりコーヒーを飲んで、ちょっと朝のゆとりを満喫して



これが、最終日の目玉、ピラミッドでございます。





いやいや、ただただ圧倒されるばかりのスケール。


これがピラミッドか~~~~~~~~



シンプルに、すごかったです。ここでも、

「生きてて良かった~~~~~~」


素直に、そう思いました。


色々悩んだ結果、進んだ道がここでよかった(^-^)


さぁ、スフィンクスがピラミッドの守り神(?)としておりました。




友だちがやっていたので、私も負けじとやりました。



写真としては、NG。

でもこれ、撮るのも苦労した…。
周りは観光客だらけ。地元の人とかもいるから

「またやってるわよ、クスクス」みたいな。

暑さとは違う汗をかきながらの撮影でした


トリビアの泉であったみたいに
スフィンクスの視線の先にあったケンタッキー
ま、ここら辺はベタに。
そして最後は、この旅4回目のやっぱりコシャリで締め、


7泊8日のエジプト旅行は終了しました。

「総括」へ進む。


2010年12月8日水曜日

エジプト旅行特別編⑦

2010.12.1   アスワン 朝2:30  起床

あ、昨日の移動 ルクソール ~ アスワンはこんな感じ
電車移動です。3時間で約250キロ。


あ~、眠たい…。そろそろ疲れが限界…

空気の汚さと、エジプト人のむかつき度合いと、
身体の疲労があいまって、
日本を出発して以来、初めて


「日本に帰りたい・・・」


そう思いました。シリアでも感じたことなかったのに…
エジプトでかかったホームシック

一晩400円の宿に泊まったからかも…

シーツも枕も臭いんだ、これが。トイレも…
ま、部屋の滞在時間は5時間ほどだから
贅沢は言いません。

明日のカイロは少しましなところに泊まりたいなぁ…

さぁ、バスに揺られてなんと4時間

有名なアブシンベル神殿でございます。




アブシンベル神殿の滞在時間は1時間
で、また4時間バスに揺られてアスワンにとんぼ返り

そして・・・

島に浮かぶ、イシス神殿でございます。





アブシンベル神殿同様、このイシス神殿も
アスワンハイダム建設により、
ダム湖の底に沈む運命だったんですね~

しかし、当時の最新技術(1970年ごろ)により、
すべての遺跡を持ち運びのできる大きさに切り分け
1983年に、それぞれの地へ移設が完了したのだとか

だから、他の遺跡とは違い
すべての壁画や柱には、切り込みが入っているんです。

さ、そんな道中、見つけたのがこれ


少しわかりにくいけど、
小さなワゴン車に、男の人が箱乗り。
タイヤもパンクしかけ
どうやってお金払うんだろ?とか

色々心配になりますね。
こういうのが発展途上国っぽいんですよ。

さあ、本日ツアーの最終目的地

切りかけのオベリスクでございます。



オベリスクって言うのは、


【写真】

これを作るために石を切り出している、作業場だった所

その途中行程なんだそうです。

なんでも、ミノか何かで、正確に割れ目を作って
布をその割れ目に詰め込んで、
水を流し込むんですって。

そうすると、布が膨張して
その圧力でキレイに岩が切り出せるのだとか

へ~~~

15:30 宿に帰ってくる

休む間もなく食事をとり

あわただしく空港へ!

乗ること1時間半


さぁ、再びカイロだ!!
地図見たらわかるように、
南北へ約800キロ一気に移動しました。

アスワンでは半袖で過ごせたけど
カイロではジャンバーが必要・・・

実際何℃か知りませんが、
九州から北海道くらいの緯度を移動しているので
寒かった・・・

さ、カイロでは、少しましなホテルに泊まろうということで



少しましな、ホテル。

日本円で3000円。朝食付き!
お湯も出るし、トイレもキレイ!
シーツも枕も臭くない!

気持ちよく、眠れそう(^-^)

さぁ、最終日はスフィンクスとキスするぞ!!

ルームメイトと将棋をさして、1:30就寝…


エジプト旅行特別編⑥

2010.11.30 9:00  起床


この日はこのツアーで、初めてゆっくり寝れた。
ずっと、朝3時とか遅くても6時起きとかでしたからね。


この日はスケジュールも比較的ゆっくり目。

余裕をかまして、日本を発ったとき以来のマクドナルドで

朝マック




さすがマクドナルド。同じ味。
世界どこに行っても、同じ味を作り出す
驚愕のマニュアルとシステムに、やっぱり感動ですね。


さぁ、午前中、ルクソール東岸をサイクリング






ブレーキが効かなかったりとか、サドルがぐらぐら動くとか
整備不良が著しい自転車たちでしたが・・・




 
ということで、ルクソール東岸の目玉

カルナック神殿でございます。

















世界最大の遺跡なんですって。
どういったものなのかは、いつもの通り
wikipediaをご参照ください


 
その後はルクソール神殿

ま、似たような、写真ばっかりなので、割愛します。

というか、この神殿群を見ていて思うのは、
壁・柱には、これでもかっていくくらいの
壁画が施されていました。

ピラミッドも然り、これらの神殿も然り
紀元前4000年前のエジプトの人たちの
技術の高さには、我々素人集団も驚かされました。
 

で、今のエジプト人はと言うと…

本当にムカつくことだらけ。
また総集編でゆっくりと。
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電車の時間までは買い物したり、
お茶したり、お土産買ったりと
本当にゆっくりのんびりした日でした。

自転車で移動したおかげで、
ナイル川の雄大な流れをじっくり見ることが出来ました。





19:00   ルクソール駅 

22:00   最後の訪問地・アスワン駅

得体が知れない、遅い夕食をとり…


翌日に、アブシンベルツアーを予約。
朝2:30起きの3:30出発なので、
この宿ではほとんど休めない…

ということで、就寝・・・