2010年8月31日火曜日

2010.8.29 バカでも年収1000万円


っていう本があるんです。いわゆるビジネス書。
ハウトゥー(how to)本って言うのかな?

日本では、駅の書店・コンビニなんかで、人気で並んでいるらしい。



著者が 伊藤喜之さん(28歳)といいます。

で、大使館の武官(という役職名の方)のご友人だそうで、
わざわざ日本から観光を兼ねて、2泊3日で講演に来てもらいました。


とても、非常に、大変、めちゃくちゃためになるお話でした。


題名の通り、著者の伊藤さんは、とても勉強が苦手な方だそうで・・・


でも、ビジネスの世界では成功を収めました。
それをダイヤモンド社(ビジネス本の出版社)が聞きつけ、
その成功を導く、彼の行動指針(methods)を本にすることに
なったのだとか。


講演の内容とかは、本に書いてある通りで、興味のある人は
実際に買って読んでもらいたいです。


下手に概略をここで書いて、誤解されても伊藤さんに申し訳
ありませんから。


ただ、やはり何事においても成功している人の話を聞くというのは
その話自体の素晴らしさもさることながら
その人柄や、それを語る姿から伝わるエネルギーを
本当に肌で感じることが出来るのが、一番の良い点だと
改めて感じました。


どんな内容だったかをお伝えできないのが、本当に残念
(というか、面倒臭い)…。興味ある人は買って読んでください。


あ、高校生や大学生には是非読んでもらいたい本です。
特に!今目標や夢を持てない人には、とても希望が持てる
ことが書いてあります。


コネクションは作れたので、帰国後、自分の職場に
来てもらえるように、必ず働きかけてみよう~



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関連した話で…

シリアに来て、驚くというか、生きてたら色々なことがあるな、と思うことの一つに、「人脈」があります。


協力隊自体、さまざまな人が参加しています。で、さまざまな人たちと知り合いになり、うまが合えば仲良くなります。自動車整備・先生・音楽のスペシャリスト・体育・スポーツ・インフラ整備・日本語教師・保育・保健・看護師・・・・・・・・などなど。


こういった人たちと友だちになる機会って、
普通に仕事をしているだけだと、まぁ、ないでしょう。


で、首都にいるから、大使館の日本人とも知り合いになり、
そこで働く職員や、研修生(※)とも、かなり仲良くなりました。

※国家公務員試験を合格し、外務省に入省すると、それぞれ任国の言語と英語を覚えるために、
約4年間ほど海外で、研修(勉強・留学)をします。その期間中の公務員のこと。

彼らは今25歳~29歳くらいの、フツーの若者なんですよ。
でもよくよく考えたら、将来的には、各国大使館の
「大使」とかになる、高級官僚(キャリア)な訳です。


「そんな人たち(キャリア)と仲良くなることって、まぁないよな・・・」


酔っ払って、彼らとくだらないゲームで大盛りあがりしているときに、
ふと、そう思いました。


 

不思議ですよね~、人生って。



 
日本のために、がんばってな~
私も頑張らなければ・・・

ではまた。72.0kg

2010年8月27日金曜日

2010.8.27 活動1カ月終了

早い…

もう1カ月が過ぎました。訳も分からず、拙い言葉と
ジェスチャーだけで、水泳指導をしてきた気がします。

ま、でもお陰さまで…
時計を見てスタートする習慣は
かなり定着しつつあります。


で、サイードくんやアッサーラさんなんかは
最近は私たちコーチの号令を待たず、自分で
スタートを切れるようになりました。

最近、カウンターパート(同僚)のオーマルも、

「このサークルは、楽すぎるんじゃないか??」

とか言ってくるようになりました(つまり、
「サークル」という概念が分かってきたということ)。
意識改革は、確実に進んでいるような実感です。
子供たちの成長の手応えも十分。

後は結果・・・

ラマダン明けに試合があるそうです。
あまり悠長なことを言ってられないのもスポーツの厳しいところ。
「結果がすべて」なところがありますからね。
なんとか、ほぼ全員の大幅ベストタイムアップを
達成させたいところですね。


ま、大丈夫だと思うけど…

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最近、悩んでるのが体罰。

まぁ、前から友人には少し相談していたんだけど、
ラマダンに入ってから、オーマルがイライラしてるから
(空腹とノドの渇きで)かわからないけど、
よく子供たちを殴るんですよね。


悪いことをして、「しつけ」の意味で愛の鞭を与えるのは分かる。


でも、一生懸命がんばって、それでもできない子に体罰を
与えて泳がすのは、やっぱり私にはできないなぁ…。


ま、文化と言えばそれまでなんだけど、私にそれを
要求してくるときは、本当に嫌。


殴らなくても、子供たち自身が「上達するかも?」と感じたら、
勝手に練習がんばり出すからね、本当に。その、「上達するか
も?」と思わせるのが我々指導者の役目なんですよ。


殴って、今日1秒2秒速く泳がせるか
殴らず、1年、2年と選手生命を長くさせるか…


若い時期に精神的に無理を強いると、競技自体に疲れる傾向が
あると思うんです。私自身の経験と、友人たちを見ていてそう思う。


眼先の結果ばかり追い過ぎて、その子の未来を考えない指導は
やっぱり指導じゃないなぁ…



それを、いつかアラビア語で伝えたいですね。


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私自身、あまり幼少時代に殴られた記憶がない
(当時は、私の通うスイミングスクールでの体罰は当たり前でした)。

そういう指導者に、運よく当たらなかった。
それが、今まで私が競技を続けられた大きな理由の一つだと思っています。

そして、その先生たちへ、自分が泳ぎ続けることで、
「先生たちの指導は正しかったんですよ」というメッセージを送り、
感謝の気持ち表しているつもり(届くかどうかは別にして)。



文化の違いにそこまで立ち入る気はないけど、
子供たちが体罰を受けているところをみると
やっぱりなんか、嫌~な気分になりますね。


ま、日本も20年前は同じだったんだけどね。


じゃ、シリアでもあと20年かかるのか?仕方ないか…


ではまた。  71.8kg

2010年8月23日月曜日

2010.8.20 地中海!

首都ダマスカスから、バスで4時間。ここがラタキア(地中海に面した都市)かぁ…。蒸し暑いなぁ…。日本みたいな暑さやなぁ・・・

この隊員の横顔も蒸し暑いなぁ…



これが、シリア隊員一部屋が汚いといわれる家か…
そうでもないんとちゃうんかな??





さ、タクシーで、アファメアロッタナっていうリゾートホテルに移動して、
1000SP支払って・・・




これは・・・ついにきたかぁ・・・












地中海!




地中海!!!




地中海!!!!!!

これが地中海かぁ・・・


とりあえず、水をなめてみるか…
やっぱり塩っぱい(これは予想してた)!



波もある(これは予想外)!




泳いでみるか…




ん??思ってたほどキレイじゃない…
透明度5mくらいか?


泳いで遊んで、堤防から飛び込んで…

堤防からふと、海に目をやると…

なに??卓球隊員がおぼれかけてる(マジで)

これは一大事!レッツゴー!



ドボーン



クロールは方向が分からないから、顔をあげたクロールで行こうか…到着して、私が疲れてたら救助できないから、しっかり呼吸して行こう…






私「○○ちゃん、大丈夫??」
隊員「いや、なんか足が地面につかなくて…
どうしようもなくなって…」

私「息を大きく吸って、足をあげて、頭を寝かせて!」


ホントに抱えて泳ぎました。


まさか、本当に救助することになるとは…

ライフセービングのみなさん、その節は教えてくれてありがとう。異国の地中海で、役に立ちました。







なんか、海も飽きたなぁ…。塩でべたべたするし…。
お、横にプールがあるがな…
なんや?変な看板あるぞ??Pool Bar?なんでビリヤード?いや、違うなぁ…

プールに入りながら、お酒??だから、

Pool Bar??

そのままやけど、意味ずれてるやんけ・・・

でも、試しに飲んでみよう。

ビール1缶350SP(約700円)????????
自宅の近くなら、1缶50SPやから・・・7倍???
日本やと、大体1缶200円くらいやから、その感覚で言ったら

1400円???





ここは、本当にシリアか?????




私は、青年海外協力隊で来た、日本のボランティアです。
いけません、いけません。これは、贅沢というものです。
だって、税金で生活して、国際協力しに来ているのですから。いくら、
お休みとはいえ…。しかし、




プールにつかりながらのビール・・・
また、これも経験か…日本じゃできないし。


大きい声じゃ言えませんが・・・

最高でした。

 




 
はぁ、泳ぎ疲れて、日焼けて、酔って、身体も顔も真っ赤っか。

結局12時から18時半まで

海でプールで

シンクロして、
バック宙飛び込みして、
前転飛び込みして、
バタフライして、
竜宮城の亀の役して…



今日は、「やったった感(充実感)」でいっぱい。

お~、夕暮れ時の地中海もなかなかええなぁ・・・


そんな休日も、たまにはね。今度、いつ遊べるか分からないし。


 
さぁ、明日からちゃんと働こう!!ではまた。

2010年8月15日日曜日

2010.8.15 終戦記念日

まずは、今日のワンショット


ご飯を炊いたんですけど、思いっきり焦がしました。
左が煙が充満した様子。右が普通の状態。

こちらでは、エジプト米が手に入り、
それが日本のコメとよく似ている。

で、3回くらい炊飯して、結構おいしく炊けた。で、なんとかコツもつかんで
4回目にチャレンジしたのですが、火にかけて、
別の作業をしているうちに忘れてしまって…。

気づいたら、ガラス越しに見えるキッチンが煙で真っ白。


「あ!!ごはん!!」


と思って、キッチンに走ったら、それはそれは、

え?お米?何これ?という状態でした。煙で目も痛いし、
お鍋は真っ黒で触るのも危ないくらい熱いし…。


本当に、部屋中が真っ白になってしまって、焦げくさくて、
「これは消防車を呼ばれるかも??」と思いました。
そしてとっさに部屋の電気を消して、白い煙が外から
見えないようにして、煙をなんとか窓から逃がそうとしました。


でも、換気扇が家にないのが災いしたのか、まったく外に逃げない…。


結局一晩じゅう、窓を開けて扇風機を回して、
焦げくさい中で眠ることになりました。


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さて、終戦記念日の今日。


日本はまた、靖国参拝の問題でもめてるのかな??


仕事柄、こう言ったことに対して主観的な意見は言えないけど…、
立場をはなれて個人的な考えを言うと…。


もっと、日本人は日本の国に対して誇りを持つべき。
で、政府は日本の国としてのスタンスをしっかりと示すべきだな。


この、青年海外協力隊に参加してからもそうだし、日の丸を背負って
泳ごうとしていた時もそうだったけど、
やはり私は愛国者だな~と感じる時がある。


オリンピックや国際大会で、日の丸をつけた選手を見るとき
特に感じるし、協力隊で日本の国歌を歌うときなんかそう思う。


日本人に生まれて、日本で育ってよかったと。で、日の丸を
尊重して国歌を尊ぶ姿勢を貫きたいな~と改めて感じる。


それがあっての国際協力かな、とつくづく思うしね。国を誇りに
思えない人が、国の代表で国際貢献しようとは思わないものね。


だから、「真の国際人」っていう言葉があるけど、それは英語が
うまいとか、海外在住経験があるとかそんな表面的なことよりむしろ、
「『日本』をしっかり尊重しているか?日本人としてのアイデンティティが
しっかり確立できているか?」が根本にないといけない気がする。



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関連するけど少し話は変わって、小学校から英語を取り入れようという
動きが活発化している(というか、もう始まっている)。
私は、「違うんじゃないか?」と思う。


むしろ、「国語」でしっかり読解力・理解力を深め、「社会」で日本の
歴史・文化をしっかり学び、そこから初めて、中学校からの英語で、
「コミュニケーションの道具としての英語」の習得を目指すべきですよ。


アメリカの「ネイティブスピーカー」に近づくために英語は
勉強するんじゃない。「英語が上手・下手」は、
「アメリカンネイティブの発音・言いまわしに近いかどうか」で
判断されているところが、大きな間違いだと思う。


「国際語」として「英語」を学習する意義はとても大きい。本当に大きい。
でも、「アメリカンナイズ」される必要は、まったくない。
それを、シリアに来てつくづく感じる…。


むしろ、日本語なまりの英語で、どんどんコミュニケーションをとっていく
「日本人の国際人」に会うと、たくましい!と思う。
そんな姿勢を持った「日本人」を育てていきたいなぁ…
と、最近思うな。


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さぁ、靖国問題。外交的に色々あるのは百も承知。
でも、日本は、日本人として、そのご先祖に、
日本人らしい誠意と敬意を示しても、いい頃なのではないでしょうか??

ではまた。 71.5kg

2010年8月12日木曜日

2010.8.11 ラマダン、そして活動は…

本日の夕食

左上:唐揚げ シリアの味付け済み鶏肉使用。オリーブオイルで揚げた。あまい香りがする。正直、おいしくない。四角いのはパン。麦が全粒のかたいヤツ。噛めばおいしい。
右上:きゅうりとトマトのサラダ。オリーブオイルとこっちのお酢と塩コショウ。おいしい。
中央下:夏野菜(ナス・ピーマン)の炒め味噌煮。得意技。これだけは日本からの物資を使用


炒め味噌煮以外は、現地調達。
ちなみに、炒め味噌煮は、福田の明子おばさんから教わったやり方。日本酒はないから、ワインで味噌は伸ばしてますけど。もうかれこれ6年くらいしてますよ~~。ありがとうございます。


で、いつもは、もっと適当。てか作らずに、最近はまっている近所のアラブ料理屋さんに、3日に1回は通ってました。600円(=300sp)で、お腹一杯アラブ料理が楽しめます。


でも、今日は作る理由があるんですねぇ・・・



それは・・・


ラマダンが理由で、急きょ活動が中止になったんです。だから、時間が余りました。


いつものように夕方6時に着くように家を出て、「ファイハ競技場」と言うところまで徒歩で行きました。でも、プールの入り口が開いてない。おかしい。ぐる~~~~~~~~~~~っと回り道をして、プールにたどりついたものの、いつもと雰囲気が違う。で、そのプールの従業員さんが私を見つけて

従業員「カズ~~~~ レイシ ホーン??  (なんでここにいるんだ?)」

私「レイシ??アナー、ムダリブ シィバーハ。タンマリーン  (なぜかって?オレは水泳のコーチだよ。練習さ)」

従「ラーユージャド タンマリーン (練習なんかないよ)、ラマダーン、ラマダーン(ラマダン(断食))」


なんか、予想はしてたけど…。で、カウンターパートに連絡したら
「オレも今、ファイハに着いたんだけど、休みみたいだな!!今日と明日と明後日は休みだ!土曜日からよろしく!」だってさ。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実は分かってたんちゃうん??




今日は朝から、カウンターパート(同僚)のオーマルに最近言いたかったことをアラビア語の手紙にして、準備万端やったのに!!何時間勉強したと思ってるねん!!


くっそ~~。


まぁ、3連休後ですわ。でも、これだけ休みが多いと、なかなか選手の強化に結びつかかないよなぁ…

ま、水泳よりイスラム教ですからね、この国は。


あ、「ラマダン」っていうのは、「断食月」のことなんです。


イスラム教徒には、イスラム教徒としてしなければいけないことが、いくつかあります。それらは「コーラン」という「教典(本)」に載っています。

で、「ラマダン」は「礼拝」などと同様に、彼らが必ずしなければならない、宗教上の行事なんです。

ということで、年に1度、1ヶ月間、断食(ラマダン)をするわけです。


断食と言っても、まったく食事をとらないのではなく…
日の昇っている時間帯は、飲んだり食べたりはまったくできません(病人・妊娠中の妊婦は、この限りではありません)。
しかし、日の沈んだ後と、日の昇る前は、食事が出来ます。だから、午後8時くらいからと、午前4時くらいに食事をします。


で、日中は水も飲まない、ガムもかまない、煙草も吸わない。


どういう宗教的な意味があって、どんな効果が見込めるのかはわかりませんが、私はそれは非科学的だと思うし、健康に明らかに悪そうなので、しないことにしました。しかし、他の日本人隊員はしている人もいるようです。


来年、気が向いたらしようかな??ま、やらないなぁ・・・


でも、宗教とかかたいことは抜きにして、現地の人に言わせると、ラマダンは結構楽しいんだとか。なんか、ちょっと苦しいことをみんなでする、連帯感がいいんだそうです。

夕方はみんなイライラするみたいですけど、それを乗り越えて、一緒にご飯を食べるのが、とっても楽しいのだそうです。


「いや~、腹減った。でもラマダンだ。食べれないな、兄弟。一緒に我慢しようぜ!!あと少しだぞ!!」みたいな(私の想像)。

そして、食事の時間は「今日もやったな!乗り越えたぜ!俺たちはやったんだ!」とか言ってるのかな??


で、さっき(8時ごろ)街中歩きましたけど、だ~れもいない。みんな、家とかレストランで食事してるみたいです。レストランは満員。みんなラマダンやってのを見ると、なんか仲間外れになった気になりますね。


来年、気が向いたらしようかな??ひょっとしたらやるかもなぁ・・・


ということで、どこにも行けない3連休。何しよ??   71.5kg

2010年8月9日月曜日

2010.8.8 時計がリニューアル


うまく見えるのかな??私が毎日書いている練習メニューです。

まだうまく読めませんが、さすがに2週間経つと、書けるようにはなりました。
日本から渡航する前に、いわゆる複合機(コピー・プリンタ・スキャナー)をこっちに送ってまして。
絶対に、どうしても必要になるだろう、と予想をしてまして。

実際に、送ってとてもよかったです。

特にスキャナー。これが本当に便利。

結構、この青年海外協力隊、引き継ぎが薄い。私もそうだったのですが、前任者からの引き継ぎが、ほとんどなされない状況でした。もちろん、既定のレポートなんかは読みました。しかし、前任者とは直接お会いできない。その上、こっちに赴任してから聞きたいことが山ほど出てくる。そんな中、薄っぺらい引き継ぎ書だけでは、不十分でした。


で、その教訓として、後任者への円滑な引き継ぎと今後のレポート・プレゼンのために、手書き資料をデータで残したいなぁ…と、日本にいるときから思っていました。

大正解。

今訓練中の方々。スキャナー付きのプリンタを送ると、本当に便利ですよ~~


さて本題。


かなり固執している時計が、またまたグレードアップしました。


台を作ったんですよ~~~

壁やらスタート台やら椅子に立てかけておいたのですが、ちょっとのことでコロコロバターン、コロコロバターン。丸いしね。で、もともと衝撃に耐えるような設計ではないので、いつか(近いうちに)壊れるであろう、と思い、お手製で台を作ってみました。


台はもともとビート板。でも、プールのを頂くわけにはいかないから、自腹で購入。それに型とって、カッターで穴をくり抜いて…。

 ビート板・・・350sp(約700yen)
時計・・・300sp(約600yen)

台の方が高いやん…。ま、いいか。

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では、また。アルギーレ(水タバコ)って知ってます??
いつか詳しく・・・

2010年8月3日火曜日

2010.8.2 天才やってさ。

  水泳の練習は、「10秒後」っていうのが基本なんです。

「10秒後」っていうのは、前の人が出発してから
「10秒後にスタート」っていう意味。

これは、とっても便利な秒数なんですよ。

たとえば、
1番目マフムード君
2番目カイース君
3番目ハリール君

がいたとします。

よーいドン、
でマフムードがスタートして、
その10秒後にカイース。
またその10秒後にハリール。

そんな具合で出発させて、練習をするとして・・・。

マフムードが泳いできました。着きました。
ストップウォッチの「ラップボタン(分からない人はごめんなさい)」を押しました。45秒でした。
マフムードに
「45秒!!」と言います。これ簡単。


2番目、カイース君が泳いできました。着きました。
また、ストップウォッチを押します。
ストップウォッチは56秒を示していました。
でも、10秒後に出発したから、10秒引いて
「46秒!!」と言います。これも簡単。


3番目、ハリース君が泳いできました。着きました。
また、ストップウォッチを押します。
ストップウォッチは1分07秒を示していました。
でも、20秒後出発だから、20秒引いて
「47秒!!」と言います。やっぱり簡単。


このタイムの測り方を、カウンターパート(同僚)のオーマルに
ストップウォッチを持たせ、私が彼の左親指の上からそのボタンを
そっと押してあげて、横で実際に教えてあげました。
こうすると、かなり正確なタイムが測れますからね。


すると・・・



 

オーマル「ムンターズ!ムンターズ!エンテ、ザキー!!ザキー!!フルエー!フルエー!!!!!(ガッチリ握手、そして)んっま・んっま(ほっぺにチューの音)」 だって。


訳すと「最高だよ、最高!お前は天才だ!!本当に素敵素敵!ほっぺにチュー(頬両側。ひげがチリチリ)」みたいな。



私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ゴルゴ13風)」



いやいや、高校生の水泳部のマネージャーでもしまんがな。

でも、相当喜んでいるようでした。この一歩が、大切なのでしょうね!


今まで、「野生のカン」に任せたスタートの号令で、選手を出発させていたので、
「10秒後」に出したら便利だっていうのに、とても感動したのでしょうね。


見事に作戦にハマりましたね。


そんな感じで、今日は世界平和に貢献した日でした。
あ~、いいことした(^-^)


今から、今日伝えられなかったことを伝えるために、アラビア語で手紙を書きます。眠い~~