2010年11月6日土曜日

2010.11.5 その後の変化

アレッポの試合(全国小学校大会)が終わりました。

それは、前回の記事で報告しました。




さてさて、




その後、あからさまな変化が起こりました。



さすが、スポーツというか…
シリアの権威主義というか…



変化その①
練習環境


コースを恒常的に2コース使用できるようになりました。

今まで、ま、他のクラスが練習終わった後とかに、
2コース目を使わせてもらったりすることは、ままありました。


でも、試合が終わった直後から、10人であろうが18人であろうが
2コース使っていいですよ、と言うことになり

贅沢にも、
1コース6~9人態勢で練習をすることが
可能になったんです。※50mプール




変化その②
周りのコーチたち


今まであまり話したことのないコーチたちが
練習を、見に来る、見に来る
メニューを、見に来る、見に来る

で、こっちの練習メニューは各コーチの管理のもと
他人(他コーチ)には教えないのが通例。

だから、同僚のオーマルは見に来たコーチに
「マービシー、マービシー(アカン、アカン)」


と言いまくっています。
が、私はシリア水泳連盟に奉公しに来たのでありまして、
 ま、ええやん・・・と思っており、
オーマルのいないところでコソッと教えたりしています。



また、技術指導に対しても
オーマルのいない練習前に

「バタフライのリカバリーは小指が上になった方がいいのか?」

とか

「なぜ、お前(筆者)は生徒を教えるときに、
『脇腹を伸ばせ』と言うのか?」

とか

「バタフライのキックは足だけで打つのか?
それとも身体全体か?」

とか

まぁ、可愛い質問をしてくるわけですよ、
あの、いかついアラビア人男性たちが(^-^)


で、一つ一つ丁寧に身振り手振りで、手とり足とり
※言葉が出ませんからね…
教えています。

そういった、コーチに対する講習会を
正式な場で開いたほうがいいのかな?

とか
それとも、プライドの高い彼らに対しては、
こういった非公式な個別の指導の方がむしろいいのかな?



とか
ま、悩むというか、考えることは尽きないわけです。


昨日は、こっちのナショナルチームの
女子選手のスタートを改善してほしいと
現ナショナルチームコーチから依頼を受けました。

ブルガリアコーチからの助っ人コーチ※これはまた詳しく…
を差し置いて
休日の午前中に極秘特訓・・・



上が改善前
下が改善後
分かる人には、違いは一目瞭然でしょ?
やはり代表、飲み込み早かったわ…

ま、そんな感じで、徐々に楽しくなってきています。

自分の生徒たちを手なずけるのに、
精一杯のときがあるのも事実ですが…




あ、今日はそういえば
表彰してもらえるとかで
賞金3000SP!!!もらえるんですって。


なんか、こういうのもシリアっぽいというか…
なんかやったら、「はい、お金」って言う感覚は、
日本人の我々にしたら、少ししんどいんですが…




ちなみに、その賞金で、ビート板を買う予定。
なんせ、ボランティアですものね。


ではまた。風邪が治らない…   73.3kg

2 件のコメント:

  1. 風邪大丈夫ですか??水泳指導めっちゃ成果がでててびっくりです。その指導力わけてほしい!!

    バスケもこの前から大会始りましたが、うまくいかないことだらけ(;一_一)イライラするし、へこむし。。。
    でも先生見習ってくじけずがんばりまぁす(^O^)/

    そういえば、小田の水泳部顧問の新しい先生なかなかユニークで面白いです☆何より、前の顧問と違ってお酒が飲める飲める♪誰かさんと違って(笑)
    ではでは、今日も頑張ってくださいね!!

    今から保健の授業です。導入は先生の話でいきます☆

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  2. へ~。N君、飲めるんや~~~。なかなか良いですね。保健の授業の導入で、私の話… 気になるなぁ…

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