2010年11月8日月曜日

2010.11.8 私が今の子どもを教えるわけ

ちょっとだけ、前回ふれたこと。
それを今日はもう少し深くお話します。


当初、JICAからの(というかシリア水泳連盟からの)
私に対する要請内容は

国代表または代表候補選手への指導と
コーチたちへの最新指導理論・技術の導入

だったのです。

で、来てみたら

8~11歳の4泳法を泳げる子どもたちへの指導


当初は、別に深く考えてなかったのです。


ま、色々事情があったから変わったんやろうなぁ…と。

で、今のシリアのナショナルチーム(国代表)のコーチは
実績はそんなにないかもしれませんが、非常に勉強熱心で
情熱のある指導をされる方。

海外遠征がある度に、英語で書かれた水泳指導の書籍を
山ほど買って、熱心に読み、それを実践しています。




選手たちも彼を信頼し、日々練習に取り組んでいたわけです。



だから、
「あ、このコーチなら、心配ないなぁ…」
そう思っていたのです。









でも違った…








その真実が、2週間前に判明しました。







なんと!







ブルガリアからコーチを招聘(しょうへい)してたんですね~~

代表選手向けにね。
シリア水泳連盟がお金払って、雇って。




そら、オレがはずされるわけだ…




なにせボランティアだもの。金は日本のODAだし。ただ・・・

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いや、実際にシリアに来て見て
今の子どもたちを教える方が
この国の将来のためにはいいなぁ…と
心から思えるようになりました。

今の国代表は、言い方は悪いけど

「手遅れ・・・」

という感が否めない。

だから、若い選手・将来シリアを背負う選手を教えた方が
この国のためにはなるなぁ…とは思います。
だから、今の活動にまったく不満はありません。

ただ・・・

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「そういうことなら、もっと早く言ってくれよ」
と言いたいわけです。





こっちは、そう聞いてたものだから、
解剖学やら運動生理学やらの知識と
それにリンクした今までの指導実践やらを整理して
こっちに赴いてきているのですからねっ!

その労力は、結構だったんですから!!!






ま、勝手にしてくれ!と
この件に関しては思うわけです。



色々あるでしょ~~



ま、仕事をするだけですよ。楽しく。
不足を思わず、不満を言わずね(^-^)





今回は愚痴ですな。もうこんなことは書きません。


ではまた。

5 件のコメント:

  1. あの水泳選手の脇の下辺りの筋肉って、
    なんていう名前っすかね??
    やけに発達しますよね。
    そして逆三角形の体つきになる。。。
    水泳選手の特徴のあのエラっぽい筋肉。。
    気になる。。。

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  2. 広背筋~
    その筋肉に目をつけたのは、さすがコータ!
    そこが水泳にとって一番大切な筋肉なのです。というか、水泳のすべての動きは、そこを最大限に活躍させるためにあるようなものなのです(これを『水泳における広背筋理論:by K.S.』)といいます。覚えておこう!本書こうかな・・・

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  3. ご無沙汰しております。ここのところ先輩のブログを読む時間と心の余裕がまったくなかったんですが、ひと月分くらいを今読ませていただきました。何か文章の感じ変わりましたね。外からシリアを観察してる感じから、内部から見てる感じに。
    先輩の愚痴は非常にレアですけど、たまにはいいと思います。遅くなりましたがちなみに今年の体育大会の招集は前田先生が中心でされてました。

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  4. へ~~~、忙しい中ありがと。今からセンターまでがピークやね。がんばれよ~
    「内部から見てる感じ」か…。そんなん自分では気付いてないわ~。さすが県内若手NO.1!!観察眼が違うね~(^-^)身体に気をつけてがんばってね。
    前田さんでよかった。引き継ぎ資料を使ってくれてたら、なお嬉しいな。

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