2011年9月23日金曜日

2011.9.23 スペイン語の話

9月8日から、午前中にスペイン語の授業を受けて、昼から活動をしています。スペイン語の授業は、英語で行われるという、私にとっては一石二鳥の、なんともお得でリッチな時間を過ごしております。
 27歳 の先生。
 真面目にやっています。
このように、人形を使って、スポーツ指導における
動きの指示のスペイン語を学んでます。


  さて、今日は真面目にスペイン語について。やっぱりスペイン語を勉強しても、英語って簡単なんだな~って、つくづく感じました。まぁ、スペイン語の何がややこしいかというと…


活用』!  これにつきます。

例えば comer (食べる)っていう動詞があります。

これを活用させると…

現在形
私が食べる・・・como
君が食べる・・・comes
あなた(丁寧)が食べる・・・come
私たちが食べる・・・comemos
あなたたち・彼らが食べる・・・comen




過去形①(点過去。英語のいわゆる単純過去)
私が食べた・・・comí
君が食べた・・・comiste
あなた(丁寧)が食べた・・・comió
私たちが食べた・・・comimos
あなたたち・彼らが食べた・・・comieron

過去形②(線過去。英語のいわゆる過去完了形)
私が(一定期間)食べていた・・・comío
君が食べていた・・・comías
あなた(丁寧)が食べていた・・・comía
私たちが食べていた・・・comiamos
あなたたち・彼らが食べていた・・・comían



未来形
私が食べるつもり・・・comeré
君が食べるつもり・・・comerás
あなた(丁寧)が食べるつもり・・・comerá
私たちが食べるつもり・・・comeremos
あなたたち・彼らが食べるつもり・・・comerán



  こんな感じ。一つの動詞につき、最低20通りの活用を覚えないといけないわけです(もちろん、規則性はあるんですけどね)。また、不規則動詞もかなりあります。で、主語は活用形で示唆しているので、基本的に書かないし、言わない。だから、この活用を覚えないと、誰のことを言っているのか、皆目見当がつかないわけです。



英語で比較して言うと、eatの活用は
・現在形で、三単元の「s」が付くだけ。
・過去形は「ate」の1種類。
・完了形は過去分詞の「eaten」を覚えるだけ。
だから、4種類覚えれば済むのです。

→もちろん、だからこそ英語には、主語を必ず書く必要性があるのですが。


 今はそれとの格闘です。アラビア語も活用も比較的たくさんありましたが、過去形と現在形のみ。未来形は助動詞をつければいいだけでした(英語のwillと同じ感じ)。スペイン語ほどじゃない。
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 余談ですが、日本語には、「未来形」ってないのはご存知でしょうか?未来を表す時は、現在形に「未来を表す語」をつけて、未来のことを表現する言語なんです。例えば…

「明日、勉強します。」

って、未来のこと(明日)を表しています。でも、動詞の「勉強する」が活用するんじゃなくて、「明日」っていう「未来を表す語」と「現在形の動詞」で未来を表現しているんです。だから、日本語には「未来形の活用」っていうのはないんです。私も最近知ったのですが…。
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 まぁ、嫌々ながらも4種類の言語を勉強する機会を頂き、感じることが1点。
 言語の複雑さって、その言語の使われている地域の歴史の長さと、関係が深いと思います。アメリカ・イギリスを中心とする英語は、やはり侵略の歴史があって、侵略した先の、他言語を話す現地人でもすぐに習得できるくらい、単純じゃないといけなかったんでしょう。


  日本なんかは、そうやって侵略されて他言語を強制された経験がほとんどない(まぁ、英語教育がそれなのかもしれませんが…)。だから独自の発展を遂げたわけで、敬語・丁寧語の複雑さは、世界でも例を見ない言語体系でしょう。


  なんか、最後は難しい話になりましたが、要は、ややこしいんですよ、スペイン語。でも、英語と語彙が似てるから、アラビア語よりは語彙数の伸びが早いです。そこが救いですね。英語勉強してて良かった…。


ではまた。74.4kg

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