2012年3月17日土曜日

最終回

福島県二本松での訓練2ヶ月、 シリアで10ヶ月、エクアドルで7ヶ月。私の協力隊活動が終わりました。今、頭にあることを本当に、つらつらと書いていきます。


シリアから退避して、本当にシリアにずっと帰りたくて、でもダメで、エクアドルに振替になりました。エクアドルに来てからも(今でさえ)彼らのことはやっぱり気になります。どうしてるんだろうか・・・

言葉も、アラビア語とスペイン語を、本当に中途半端に使えるっていう、なんとも歯がゆい思いをして帰ります。これが、やっぱり一番の悔しいことかな…。やっぱり、どっちの国でもいいから、2年間、しっかり居たかったなぁ…とそこは思います。

 とはいうものの、日本で働いている時より、やはり時間的には余裕がある生活で、様々なことに取り組めました。宗教に対する造詣も深まり、日本自身に対すること、中東のこと、日本のイデオロギーのこと、在日や部落の問題、日の丸・君が代のことなどの、日本では本当に興味がなかったことを、本を読み、勉強しました。

また、さまざまな形で、私の水泳の理論を文章化・図表化することにも成功しました。これは、本当に大きな成果だったと思います。日本にいたらできませんからねぇ…。


でも、一番のうれしかったことは・・・

父が、まだ健在であるということ。

私の父は、私がシリアに出発する2年前の時点からすでに、非常に弱っており、私が帰るまでに逝ってしまうだろうなぁ…と本当に思っていました。実際、入退院も何回もしてるし。

父のことを語ると、長くなるしブログの趣旨から外れるので、あまり多くは語りませんが、簡単に言うと、「尊敬しているし、恨んでもいる」って感じ。でもね、彼の偉大さ(私にとって)を知った後、やっぱり親孝行したいなぁ…って思うようになりました。

だから、2年前に家を出る時も本当につらくて、一緒にご飯を食べてるとき、涙が自然に出て、「ごめんなさい」と「ありがとう」をずっと心の中でつぶやいていたのを今でも覚えています。

まだ、父は健在です。もし、神様がいるなら、やっぱり、ありがとうを言いたいです。本当にそう感謝したいです。

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参加して、後悔したことも、実は一度だけありました。それは、ほんの2カ月前に、いとこが亡くなった時。私が小さい時、可愛がってくれたいとこが、亡くなったけど、その葬式に行けなかった・・・。やっぱり、そういうことが辛かった。周りに言ったら、必要以上に心配しそうだから、なかなか言い出せなかったけど、やっぱりあの時が一番つらかった。

ご冥福をお祈りします。
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さて、とはいうものの、やっぱり疲れた。

今までの人生、自分のために、一生懸命頑張ってきたように思う。でもね、なんか最近、それに疲れた。歳なのかな?自分のためだけに頑張る限界を感じてきたんです。若い時は、それが楽しかったのにね。

頑張っても頑張っても、うまくいかない時、本当につらい。仕方ないことだと分かっていても、つらい。それが成長のプロセスなのかも知れないけど、つらい。

2年間、やりきった充実感はあります。でも、少し休憩したいな…。ちょっと休憩しないと、心が倒れていきそうです。つっかえ棒が、とれて無くなってしまった…。


さぁ、日本に帰ります。
それではみなさん、さようなら。

Season6 エクアドル編  これにて終了

お世話になった皆様、本当にありがとうございました!

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