2010年8月3日火曜日

2010.8.2 天才やってさ。

  水泳の練習は、「10秒後」っていうのが基本なんです。

「10秒後」っていうのは、前の人が出発してから
「10秒後にスタート」っていう意味。

これは、とっても便利な秒数なんですよ。

たとえば、
1番目マフムード君
2番目カイース君
3番目ハリール君

がいたとします。

よーいドン、
でマフムードがスタートして、
その10秒後にカイース。
またその10秒後にハリール。

そんな具合で出発させて、練習をするとして・・・。

マフムードが泳いできました。着きました。
ストップウォッチの「ラップボタン(分からない人はごめんなさい)」を押しました。45秒でした。
マフムードに
「45秒!!」と言います。これ簡単。


2番目、カイース君が泳いできました。着きました。
また、ストップウォッチを押します。
ストップウォッチは56秒を示していました。
でも、10秒後に出発したから、10秒引いて
「46秒!!」と言います。これも簡単。


3番目、ハリース君が泳いできました。着きました。
また、ストップウォッチを押します。
ストップウォッチは1分07秒を示していました。
でも、20秒後出発だから、20秒引いて
「47秒!!」と言います。やっぱり簡単。


このタイムの測り方を、カウンターパート(同僚)のオーマルに
ストップウォッチを持たせ、私が彼の左親指の上からそのボタンを
そっと押してあげて、横で実際に教えてあげました。
こうすると、かなり正確なタイムが測れますからね。


すると・・・



 

オーマル「ムンターズ!ムンターズ!エンテ、ザキー!!ザキー!!フルエー!フルエー!!!!!(ガッチリ握手、そして)んっま・んっま(ほっぺにチューの音)」 だって。


訳すと「最高だよ、最高!お前は天才だ!!本当に素敵素敵!ほっぺにチュー(頬両側。ひげがチリチリ)」みたいな。



私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ゴルゴ13風)」



いやいや、高校生の水泳部のマネージャーでもしまんがな。

でも、相当喜んでいるようでした。この一歩が、大切なのでしょうね!


今まで、「野生のカン」に任せたスタートの号令で、選手を出発させていたので、
「10秒後」に出したら便利だっていうのに、とても感動したのでしょうね。


見事に作戦にハマりましたね。


そんな感じで、今日は世界平和に貢献した日でした。
あ~、いいことした(^-^)


今から、今日伝えられなかったことを伝えるために、アラビア語で手紙を書きます。眠い~~

1 件のコメント:

  1. サークル管理を説明していただいてありがとうございます。私の競技でも応用可能か考えてみたい思います。水泳の指導って他の競技に比べて進んでるような気がしますね。ではまた。

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