2011年3月26日土曜日

2011.3.26 報道って、偏ってまっせ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110326/k10014913371000.html

おいおい・・・

日本は、欧米寄りの報道がメインだなぁ・・・ってつくづく感じますね。

BBC、CNNはこちらでも視聴ができ、連日シリアでの「民主化デモ(つまり反政府デモ)」が報道されています。それ見てたら、民衆も攻撃的で、混沌としていて、シリア国中、内戦が今にも起こるんじゃないの??みたいな印象を受けてしまいます。そんな映像ばかり。

しかし、事実は全く違います。



確かに首都ダマスカス郊外(ダラー)で、反政府デモが起きていることは事実です。死傷者も出ています。しかし、全体からみれば少数なのです。しかも、イスラム同胞団が中心となっている、どちらかといえば、過激な原理主義が中心らしい。

※ここら辺の説明は割愛しますね。興味ある人は、ウィキペディア等で調べてください。


昨日、実は首都ダマスカスでは、約数千人規模の政府支持(大統領支持)デモが起こりました。昨日は非常に賑やかでした。まさにお祭り騒ぎ。

花火が打ちあがり、「アッラー、スリーヤ、バシャールー、バス」(神よ、シリアよ、バシャール大統領だけだ!)っていう大合唱で、街を練り歩く国民たち。今の大統領は、本当に人気がありますからね、シリア人に。また、その他主要都市でも、数千人規模の政府支持デモが多発しました。


ダラーで起こった反政府デモに対抗する形ですが、規模は反政府デモの、何倍もの大きさになります。それは、CNN,BCCなど主要な欧米メディアでは、まったく報道されません。
 
そこが、メディアを利用した、アメリカを中心とする「中東は危険だ!」というイメージ作りの戦略なのだと、本当に実感しています。


アメリカはシリアが嫌いですからねぇ…



よって、一夜明けた本日、首都は安全そのもの。おそらく、地方の反政府デモも、終息していくのではないでしょうか??もちろん、油断はできませんが、今のところ本当に大丈夫です。


 また、今後もエジプトのような事態になることは、おそらくないでしょう(個人的意見ですが…)。今回のことは、本当に勉強になります。
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日本でも、尖閣諸島の事件の後、反政府の大きなデモが東京でありましたが、日本のテレビメディアは全く取り上げなかったそうで…(ですよね?)ネット上ではかなり盛り上がっていましたが…。

『メディア(情報)リテラシー』という言葉がありますが今回のことは、まさに、その大切さを、実感せざるを得ない事例だと思います。



 
政府による、情報のコントロールって、やっぱりあるんですね~~。日本でもシリアでもアメリカでも。そこを、やっぱり我々は知っておく必要があります。

現代は、インターネットが普及し、双方向で情報がやり取りできるようになり、テレビメディアとは違った情報を、このように皆さんにお伝えすることができます。だからこそ、中国やその他独裁政権は、インターネットの規制に走るのでしょうね。思うように民衆をコントロールできなくなってくるから。それも、今回の件でつくづく分かった気がします。


そして、今回に関しては、欧米メディアの報道は「反シリア政府」に偏り過ぎ。何か、その後ろにある欧米諸国の思惑を感じますね~~

では、その思惑とは何でしょう??

長くなるからここまで。推測で書けないし。

ではまた。私は元気ですのでご安心を。

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