左がシリアで一番有名なモスク(寺院)ウマイヤドモスク
右がその近くにあるシーア派の寺院の中。
ピカピカしてますね。
さて、実質3カ月に及ぶ語学訓練が終了しました。
福島県二本松市の訓練所では、
アラビア語の標準語(フスハー)を学び、
シリアに来てからの1カ月間は、
アラビア語の現地方言(アンミーヤ)を勉強しました。
英語教師として、本当に貴重な経験をしました。
なにせ、まったく未知の言語を、
本当にアルファベットから教わったのですから。
もし、日本にいて、同じことをお金を出してしたとしたら、
何十万円とかかるでしょう。
JICAという国の外郭機関(独立行政法人)が、
提供してくれる語学研修(訓練)なのですから、
日本でも指折りのレベルだと言えると思います。
二本松の講師陣も、本当に優秀な人が集まっていました
(教え方や性格の好き嫌いはあるにせよ)
だから、訓練を受ける前から、語学の「指導法」に、
異常なまでに興味がありました。
そして、終わってみて、本当に勉強になりました。
そして、この語学指導のプロセスを、詳細に記録できたことは、
英語教師として、一生の宝物になると思いました。
協力隊に参加した目的のうち、
約50%は達成したな、と思います。ホントに。
さて、語学研修も終わり、別れの時が来ました。
シリアにこの時期に派遣された5名は、
二本松訓練所のアラビア語クラスでも一緒。
派遣されてからも5人一緒。
ドミトリー(寮)から教室に行くのも一緒。
朝ごはんも一緒。
なんせ、あまり干渉し合わない、
気楽な性格の人たちが集まったからか、本当に
「ほんわか~」と仲良くやってきました。
そんな私たちが、今日と明日でみんな離れ離れになります。
一言にシリアといっても広いですからね。
日本語教師の隊員は、
バスで5時間かかるアレッポという都市へ。
幼児教育の隊員は、
バスで2時間半かかるハマという都市へ。
保健師の隊員は、
バスで8時間かかるマンベジという都市へ。
卓球隊員は徒歩で15分のところへ引越
それぞれ旅立っていきます。
そして、
やっと本来の活動の始まりです。
語学・生活で苦楽を共にした仲間ですからね、
やはり悲しいです…。お互いの健闘を誓い合い、
明日別れたいと思います。
でも私は、まだ家が決まってない(明日には決まります)ので、
ドミトリーで寝泊りをしながら、活動を開始します。
ドミトリーも私の活動先も首都のダマスカスにあるので、
それが出来るんですねぇ・・・。
広いドミトリーで一人になってしまいます・・・。
それもまた寂し…。
日本の学校は今日から夏休み??
でも先生方は、補習に部活にまだまだ気を抜けませんね。
でも、お身体には気をつけて。
今年も暑いようで。
そろそろ所属学校に報告書を書かないと…。
それでは。 72.5kg
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