左が、朝のランニングのときにとった、近所のモスク(寺院)
右が2回目に行ったときに撮ったウマイヤド・モスクの中
キレイでしょ??やはりモスクやスーク(市場)・古い家々は、紀元前から続く都市の歴史を感じさせてくれますね。
で、シリアに来て、1ヶ月経ちますが、まだ、雲一つ見ていません。水は大丈夫なのかな??
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さて、活動を始めて3日間が終わりました。今日は金曜日なのでお休み(イスラムの世界は金曜日はお祈りの日なのでお休み。土曜日も公的なところはお休み。家族の日なんですって。)
今、どんなことをしているかと言うと…
こんな感じの8歳から11歳までの10名の生徒に水泳指導しています。
彼らは一応、本当に一応4泳法(バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・クロール)を泳げて、試合にも出れるレベルの子供たちです。
毎日体操込み2時間ずつ・2コマのレッスン(A:16:00~18:00 ・ B:18:00~20:00)があり、そのBで、2時間ほど指導しています。
Aでは、水慣れ~4泳法習得のクラス(約12クラスほどに分類)
Bでは、競技者育成(約6クラスほどに分類)
このようなカテゴリー(分類)に分かれているようです。
さらに、どこか違うプールでは、ナショナルチーム(国代表)の練習も行われているようです。
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さて、ここからは少し専門的な感じになりますが…
私が受け持っているクラスの問題点は
クイックターンが出来ない
ストリームラインが取れない
バタフライが出来ない(のに下のクラスから上がって来てしまっている)
ひざ下キックが数名いる
この辺は、私の得意なところ。スイミングスクールでの経験が生かしながら、今取り組んでいるレベルです。だから、一番の現場最前線で仕事をして、成果を出して、カウンターパート(現地人の同僚)に研修をしている形になるのかな?
だから、ここで成果が出せないと、カウンターパートや他のコーチ・選手の保護者から信頼を得れなくなり、やりにくくなるわけです。
逆に、成果が出せれば、とてもやり易くなるわけです。まぁ今が最初の試練だな~と、少し感じながらやっています。
で、ダマスカスの水泳連盟(スイミングスクール)全体の問題点は
指導者の「目合わせ」が出来てない(合格基準・練習項目がコーチ間で共有されてない)
水泳指導に対する意識が違い過ぎる(指導の先に、競技者育成という視点があまりない)
選手(競技者)育成コースでの、サークル管理という意識(概念?)がない
「補助(水泳指導における徒手指導)」の概念がない。技術もない。
結構、体罰する
そもそも、指導者用マニュアルがない(と思う)
ここら辺を、やんわりと現地のスタッフに伝えながら、一緒に改善していくことが、今後の任務になってくるでしょう。2年じゃ全部は無理だな・・・
ま、体罰は文化みたいですよ。本当に、20年前の日本みたい。
でも、救われる点は、本当に楽しそうにコーチが仕事をし、子供たちが楽しそうに練習に来ることです。これは、実は意外でした。
なんといっても社会主義の国。徴兵制もあります。結構封建的?やし、宗教色も強いから、子どもの教育(に関すること)は、とても厳しい(軍隊的?)な感じだと想像していました。
でも、プールからは子どもも、コーチも笑顔がこぼれてます。
私の大好きな雰囲気でした。それが、とてもうれしかったです。
さて、当初の要請内容(私がシリアに来てする仕事内容)は、ナショナルチームの指導・育成でした。こっちに来る直前に、変わったようですが…。なぜだかはわかりません。
多分、推測ですが、私の指導の力量を量られているような気がします。
だから、まずは成果を出して信頼を得て、スタッフと一緒にたくさん食事してお茶して、関係を作ることですね、すべきことは。たぶん。
8年ぶりの入水指導、なかなか疲れます。でも、若いころの経験って大きいです。英語教師から、すぐに水泳コーチに戻れましたから。
イヤイヤながらも、一日7時間や8時間もプールに入って教えていた経験が、こんな形で生かされるとは、その頃想像できませんでしたからね。若い時の苦労は、してよかったなぁ~
自分なりに、たった3日ですが、ええ感じでやってると思います。また、写真付きで報告します。72.5kg
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